ハナミズキ(ミズキ科)Cornus florida L.

別名アメリカヤマボウシ。原産地は北アメリカだが、このあたりにはハナミズキがたくさんある。近くにアメリカ空軍基地のあるせいだろうか。、

 ここに自宅を建てて間もなく植えているから20年近くになる。訪ねてきたアメリカ人が Dog Wood と言ったのが印象に残っている。

 我が家のこの木は、長いことピンクだったのに、2年ほど前から白っぽくなってきてしまった。一本立ちの白いハンミズキはちょっと寂しい。

[2000.11.11]

 白くなったハナミズキは夕闇が迫ってくると妖艶な美しさを見せる。花に光沢があるのか、ほの白く光るのである。

 もっと大きくな〜れ。

[2001. 4.19]

 

 今年もみごとに紅葉してくれた。

木というのは、ちょっとやそっとでは植え変えがきかないので、1年を通じての姿の美しさがことのほか望まれる。

 そういった意味からも、20年選手のハナミズキは、若葉良し、花よし、紅葉よし、枝姿よし、と100点満点。満足この上ない木である。

 上に書いた話だが、訪ねてきたアメリカ人とは、実を言うと、とある宗教の伝道師だった。故郷を離れて、制約の厳しい布教活動に疲れていたのだろうか、たまたま満開であったこの木を窓越しに見つめて、さも懐かしそうに見つめていた。

 布教のお役にはまるでたてなかったが、母国語を話したせいか、くつろいだ様子になって、気分よく帰っていったっけ。[2001.11.25]

蕾

 今年も固い蕾が開き始めた。白いと思っていたのだが、ほとんどの総苞片がまだ開いていない段階の今、うっすらとオレンジのようなピンクのような色に見える。

 おやっと思って庭に出て観察すると、写真のようにクリーム色をした萼の縁がピンクである。淡いピンクだったから、元の色の名残りが縁の部分に残っているのだろう。

 いつもは、満開になってから眺めているのだが、今年はNHK番組への取材があるお陰で、こんな素敵な事に気付いた。今から順々に色が変化していくのだろう。

 この子(?)は2003年4月27日に放映される予定になっている。

 勘違い?昔の写真を見ると、このハナミズキやはり白である。どうしてピンクだったと思い込んでいたのだろうか?

「ハナミズキと私」[2003.4.21]

 葉が出始めると、若葉の緑が移って、一層白く見える。

 私が夜の美しさを強調したので、番組ではその映像も撮影されていて、とても見事だった。

 ふと、遊び心で私も撮ってみる。晴れで満月の夜はなかなか来ないから、2階の明かりをひと部屋だけ付けて、フラッシュをたかずに写してみた。

 夜の美しさに気付いて教えてくれたのは主人。毎晩ふたりで晩酌をしながら、薄暗い居間から2階の明かりに映るハナミズキを眺めた事を想い出す。主人のぬくもり、感触が戻ってくる。

 全体像は、ここから。[2003.4.27]