ソヨゴ(モチノキ科Ilex pedunculosa Miq.

...........................................................................................

 最近は、山に生える落葉樹に人気がでてソヨゴも大分使われるようになってたけれど、この木はもう15年は我が家にある。玄関の右になって赤い実がなるのだけれど、美味しいのか、鳥がどんどん食べてしまう。

大きくなってカイズカイブキとぶつかり、ここ数年徐々に元気がなくなっていた。西がわの庭に出る道にちょうどトンネルを作っていたのだが、キャラも大きくなってとうせんぼ寸前になった。

今年の春、思い切って南の珊瑚樹を切り倒し、その後に植えてもらってら、なんとこんなに大きい!間近で見てばかりいると、大きさが見えて来ないのだろうか。

掘りあげてみると、根がとぐろを巻いていて、あまり生長していない。こんな状態でよくここまで大きくなれたものだ。

南側に移してやるとなんと姿の美しいこと。春風にそよそよとゆれると、またまた美しい。いつまでみていても見飽きなかった。 この木には、重なる思い出があって、夕方植木屋さんが帰る頃も涙を流しながら、私はこの木にみとれていた。

「ごめんね、大きくなれなかったのね。かわいそうに。気付かなくてごめんね、さあ今度は安心して大きくおなり」植木屋さんは、いつの間にか帰っていた。

翌日、まだ7時前朝食も取らずに庭を歩いていると誰かが門を開けようとしている。はっとして、そちらをみるとなんと植木屋さんが大きな木を抱えている。

「雄の木が家にあったからよ、プレゼントだよ。」

「あら!お婿さんね!」

家にあった方は雌木だそうで、これで実の成り方が良くなるかも知れない。雄木の方は前庭を後退させて丸見えになった玄関前に植えてもらった。

今年の夏は雨も多かったけれど、乾燥が続いた週もあってはらはらしている。

「お願い、生き延びてよね!大好きだから!」[2000. 9.18]

あまり元気とは言えないが、移植後なので、根付くのに一生懸命なのだと思う。[2002.1.12]

...........................................................................................

 そよごは、若葉が遅い。5月の声を聞く頃になってやっと芽吹きがはっきりとする。移植後のために、元気がいまいちなので、心配だった。

 でも、若草色が年越しの深緑を覆うほどになった。嬉しい。左の写真は雄木の花。[2002.5.30]