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Garden Diary2006 'May'
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Date 10 19 24 25


10日 緑が日に日に生長してゆく

 立っているのは私、ピッピバアちゃんである。これは、4月終わりの朝。現在は、もっと緑が濃くなっている。

 私の後に見える幹だけの木はエゾエノキ。からまっているのはテイカカズラで、びっしりついた蕾が、もうすぐ開きそう。居間から見えて、程よい木陰を作っていた木なのだが、毎年アブラムシの住みかになって、お手上げ状態。それで、すぐ右にネグンドカエデを植え、役目を交代してもらう計画をしている。来年あたりから、木陰を作ってくれることだろう。

 はげちょろけになった芝生は、なかなか快復しない。それよりも、まったくもって雑草の住みかである。ここ数日は、毎日抜いている。抜いても抜いても翌日には数センチ伸びるかのよう。

 カタバミは抜ききれないので、黄色い花を見つけると、飛んで行って摘み取る。せめて子孫の繁栄だけはご遠慮願う。

 スズメノカタビラは、一株抜くとぽっかり穴があく。するっと抜けるけれど、いたるところから芽を出すのは、何という草だろう。スズメガヤの赤ちゃんのような草。地面に這いつくばるようにして、親指と人差し指でむしるように抜いていると、あっという間に時間が過ぎる。

 芝生のくさむしりに疲れると、背中を伸ばしてからちょっと散歩をする。マテバシイの下はちょっとした木陰。鉢ごと埋めているエビネが年々増えている。

 足を伸ばして玄関脇に行くと、大変大変!山芋がたくさん芽を出している。ひょろっひょろっと、上に向かって茎を伸ばし始めている。山芋の葉は可愛い。放っておくとどんどん木に絡み付いて小さな花を咲かせ、小さなジャガイモのような実をつける。

 昔これを食べたことがあった。友達が「これ食べられるよ」と教えてくれた。それで、ポッケに入れて帰り、電熱器の上に直に載せて焼いた。息を吹きかけて醒ましながら口に入れると、ジャガイモに似た味がしたっけ。こうして懐かしんでいたのが仇になるとは!わんさわんさと芽を出している。

 ドクダミも手強い。この根は、コンポストの中でも腐らないことがあるので、近頃はゴミとして捨てる事にしている。山芋、ドクダミ、種の付いたカタバミ、球根類、なかなか腐らないタマリュウなどもコンポストに入れないことにした。

 雨が降るとほっとする、庭にでられないから。でも、雨の止み間は草むしりには絶好のチャンスなので、小降りになると庭に飛び出ちゃう。困ったものだ!手がつけられない。


19日 まるで梅雨のような日々

 近頃お日様はずうっと雲の上。ちょっとした雨の止み間に庭を散歩すると、カラタネオガタマが、それはそれは良い香り。うっとりとする香りなので、塀の外を行く人達を楽しませていることだろう。

 ふと見上げると、バラが雨に打たれていた。このままでは、濡れていたんでしまうかもしれないと、切り花にした。部屋中が良い香りに包まれる。薬を撒いていないので、開ききって花びらが落ち始める直前にバラ茶にして飲んでいる。ハチミツを入れると、ちょっと色が悪くなるけれど、美味しい。

 この時期は、落葉樹が生気をとりもどしたようになる。重いカイズカイブキの間で風にそよくカエデを見て、もっと伸び伸びさせてやりたくなり、脚立を持ち出してカイズカイブキの枝をいくつか落とした。昨年は、ほとんど手をださなかったカイズカだが、今年は重苦しくてなんとかしたくなっている。

 それから、屋上に蒔いたサラダ菜を毎日のように食べている。最初は間引きながら、徐々にまともな大きさになると、ちぎって食べる。イタリアンパセリも元気に育っているので、一緒にちぎって混ぜる。大きめのボールに野菜を入れて、オリーブオイルをかけて、上から下からよくかき混ぜる。後は塩と胡椒をパラパラ。追加はバルサミコであったり、レモンであったり、手近にあるもので間に合わせる。採りたては柔らかく、口の中でとろけるよう。虫が繁殖するまでは重宝するだろう。

 モロヘイヤとバジルの種はなかなか発芽しない。じっくりプランターの中を覗いていたら、ルッコラが一株育っていた。おやや、コンポストの中を生き抜いた種があったのだろうか。すでに下葉を数枚頂戴した。

 何ヶ月も前に、間違えて除草剤を撒いてしまった芝生の一部は、傷みが拡大している。ダメージがこんなにも長く続くとは。部屋の中から見ると、雨に濡れて緑がきれいだが、時折全部枯らしてしまいたくなる。芝生がなくなれば、耕したところを花壇にして、歩く所に石を並べてみたら。その方が管理が楽になるのではないだろうかと。耕しもせず、荒れ地に植えた芝生なので、生育はよくない。

 


24日 ピンセットの出番到来!

 長雨の日が多いが、庭に出られない程の日は少ない。止み間を縫ってマメに庭を「這いずり」回る。その時には、浅い入れ物をふたつ持って出る。一つは普通の雑草用、もうひとつはヤマイモ、ドクダミなど、コンポストに入れないもの用である。無心に芝生の中に生えるカタバミを抜きながら、自然界の面白さを思う。

 先日ちょっと散歩した時、孟宗竹の生えている所を歩いた。細い山道が竹やぶのある方とない方を分けていたのだが、その狭い道からニョキニョキ竹がでているし、反対側にも太い竹が数本ニョッキと伸びている。このあたり一体が、孟宗竹だけにならないのは何故だろうか?野原がカタバミだけにならないのと同じくらい不思議だった。

 いざる様に移動しながら、ふと顔を上げると、さあ大変!チゴユリが黒いものに覆われている。2センチはない真っ黒な毛虫が百匹もいたろうか。早速ピンセットである。いっぴきいっぴき摘んで潰した。一緒に生えているシュウメイギクやホトトギスにはつかず、チゴユリの葉だけを食べていた。

 あ〜あ、ゆったり緑の香りを楽しむ時期から、昆虫とのせめぎ合いの時期に移ってしまった。写真にあるテイカカズラはエゾエノキの幹に絡ませている。ほれぼれと見上げながら、せめて今年はアブラムシの黒い排泄物から開放されたいと願った。明日は脚立を出して、エゾエノキの細枝をもうすこし上の方まで切り落とそう。


25日 牛乳とアブラムシ

 近頃は毎日庭に出ている。草むしり主体の作業であるが、見回りも兼ねている。虫が大挙して襲ってくるようになるまでは、庭にいるだけで心地よい。

 ちょっと疲れると、背中を伸ばしながら、歩き回る。すると、バイカウツギの葉が縮れている。近寄ってみると、アブラムシがビッシリ付いていた。茎にも葉裏にもたくさん、そしてアリが忙しく動き回っている。これだけではない、色つやの良いテントウムシが何匹もいた。とりあえず午前中はそのままにして午後もう一度見に行くと、何の事はない、テントウムシはいなくなっていた。多分お腹がいっぱいになってしまったのだろう。到底食べきれる量ではないと思っていたから。成虫は、幼虫ほどアブラムシを食べる勢いはないらしい。

 そこで、牛乳を噴霧することにした。滴り落ちるほど、茎も葉裏も丁寧に吹き付ける。暫くして確認に行くと、ほとんど動かなくなっていた。数匹粘り強く生きているのがいたので、追加噴霧した。残りの牛乳を持って庭を廻ると、黄金下野のほとんどの茎の先端にもアブラムシが付き始めていた。そこで、ここにも吹付けた。

 牛乳だから、手に付いても足に滴り落ちてもまるで構わない。これからの時期、冷蔵庫には牛乳を常備することにしよう。

 

 左のクレマチスは、となりの鉢に突き刺したオベリスクに蔓が絡まり出してしまった。本来このオベリスクにはバラが絡み付く予定だったが、そちらの方の生育はかんばしくない。

 下のクレマチスは、昨年までのワイルドな雰囲気がなくなり、ちんまりと和風におさまっている。石が丸見えで味気ないので、足下に、矮小種のヤブランを玄関前の植え込みから抜いて植えた。何か他の木を購入したときにくっついて来たヤブランだが、重宝している。

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