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Garden Diary2005 'May'
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6日 去る者は追わず......?ソヨゴよさようなら。

 ついに諦めた。もう立ち直る見込みのなっくなった枯れ枝があまりにも見苦しく、あれほど気に入っていたソヨゴだが、自分の手で切り落とした。

 枝をゆすっても根はびくともしない。つるはしで根元を掘り、大きめの石を取り除いていると、かさかさになった根がポコッポコッとはがれてくる。根が死んでいる。木のぐるりを10センチほど掘っていると、切り株を見つけた。

 おそらく、もう一つの枝があったのを切り落としたのだろう。つるはしで、見るからに枯れて乾いた切り株の中央を掘ると、パックリそこが割れて、うじゃうじゃアリがでてきた。もしかして、アリに殺されたのだろうか。

にくにくしいいアリめが!走ってアリ専用の殺虫剤をどっぷり撒いた。この木の具合が悪いのを見て、植木屋さんが殺虫剤を根元に撒いてくれたのだが、アリには効かなかったのだろうか。

 一息ついて、どうにも悔やまれてならない。アリに気付いていたら、この枯れた切り株をもっと早く発見してアリを退治していたら、この木を助けることができたのだろうか?無様に切り落とされた木を見ながら、無駄な抵抗と知りつつ栄養剤を根元に撒いた。もしや、もしや枯れ木から芽が出て復活するようなことが、万にひとつの奇跡として起きるかもしれないから。未練がましいバッチャンになったものだ。

 もしもこのソヨゴが復活しなくても、すぐ手前にある黄色い葉のシモツケが大きな株になれば、そのままでも良いかもしれない。そして、両脇にあるツバキをもう少し伸び伸びさせてやろうか。

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 気持ちが疲れて、書斎の前の庭にくると、ベニスモモのすぐ後ろに、黄色いフイリイボタノキがくつくように伸びている。おやおや随分接近して植えたものだ。絡まって育つのも良いかもしれないが、これでは両方の根がからまってあとで困るだろう。さしあたりどこに植え替えてやればよいのかわからないので、イボタノキを鉢に移してちょっと離れたところに埋め込んだ。


8日 マテバシイの下に、森のような一角ができてきた。

 マテバシイの下には、ドウダンツツジやカラタネオガタマに囲まれ、南側の塀に沿ってアジサイがあり、木漏れ日しか当たらない一角がある。

 長い事ここは雑草の住みかだった。そこに、キチジョウソウ、リシマキヤ-ファイヤークラッカー、ミョウガ、シラユキゲシ、ギボウシなどを植え、昨年写真にあるエビネを移した。するとどうだろう、今まで十分な日陰とならなかった場所から移されて、至極ご機嫌な様子。

 今年も、シモツケの新芽にはアブラムシがびっしりついてしまった。半分だけに薬を撒いて、ふと反対側をみると、テントウムシの幼虫がいる。後の半分は自然にまかせよう。幼虫君よ、どんどんアブラムシを食べて大きくなあれ!


18日 ミッション・ポシブル?

 楽しい季節になった、と同時に戦闘開始である。シモツケの蕾にびっしりアブラムシ、去年もこうだった。そこで、私は例によってテントウムシ探し、日陰にあるミツバの蕾に、幼虫が数匹ついていた。それを一匹ずつ丁寧に運び、御馳走のまっただ中に置いてやる。

 「あんた達、無理難題を言ってるわけじゃないのよ、Mission Impossible じゃなくて、Mission Possibleなんだからね。トム・クルーズが演じるような離れ業を頼んでいるんじゃないんだからね。さあ、とっととお食べ!」

 今年はタイムの花付きがいい、あちらこちらにこんな絨毯ができている。

 台所へ通じる入り口のところに、こんな花が咲いている。はて、なんだろう。友達の裏山を歩いている時に、踏まれそうになっていた苗を持ち帰ったような記憶があるが。 ガマズミの仲間だろうか。

 ここ数日、カラタネオガタマの香りがすばらしい。門を開けて車を入れる時から香りがするなんて、例年よりも強く匂っているようだ。部屋に入れば、切り取って挿してあるジャスミンもすばらしい。

 ふと思い出した。サイパン旅行中に、植物園で貰ったイランイランの花の香りが、帰国後いつまでもバッグに残っていたっけ。ひょいとむしって、手渡されたレモングラスの香りの強かった事!

 花の香りに、しばらくは恍惚とした時を過ごせそう。


22日 オーニソガラムの植え替え

  今年の春、Kさんに頂戴した愛称「タマネギちゃん」が、どんどん大きくなっている。水をやってもやってもすぐ鉢の中が乾くし、わきに子供もできているので、もしやと思って鉢をひっくり返すと、抜けない!ナイフで、鉢の縁に沿ってこそげ、やっと抜き出し一回り大きな鉢に移し替えた。

 葉っぱが面白い。細い茎のような状態でにょっきり伸びるので、もしや花でもと期待していると、ご覧のようにだんだん付け根部分の幅が太くなり「ヘヘへ、我が輩は葉であるぞよ」と本性を現す。そのままデロデロ伸びるので、こうして高さのあるところに置いてみた。来春の花が楽しみ。

 「木」のページの5月に定家カズラを追加した。これまた、Kさんに頂戴したもの。みごとに咲いている。ありがとう!

 他にも多肉植物等の移し替えをした。


24日 アガパンサスの植替え

 先日はとうとう雨樽が空になってしまい、ホースを取り出した。が、幸い翌日には夕立があり、再び雨樽の水をくんでいる。それでも庭は乾燥気味、特に大きな木の下はカラカラである。

 朝夕の心地よさについつい庭で遊ぶ時間が増え、思いがけない光景を目にする。下の写真は、クモにつかまったハチだろうか、写真を撮っていたら、獲物を引きずって葉裏に移動した。庭をウロウロしていると、様々なクモを見るが、獲物が巣に掛かるのを待つ種類もあれば、こうして直接捕獲する種類もあるのだろう。先日害虫を食べてくれていた足長バチが今度はクモに食べられる。愛しいテントウムシの幼虫も、こうして捕獲されるのだろうか。

 ご近所ではとうにアガパンサスの盛りが過ぎている。なのに我が家のは蕾の気配すら無い。日照が足りないのだろう。思いきって掘り上げ、鉢に植え替えた。しばらく日陰で養生させたら、思いっきり日光に当ててやろう。ベニチガヤはちょっと日当たりが足りない様子、半分を別の場所に移植した。

 逆に、日当たりを避けるように、日陰に移したものもある。昨年は、隣あわせに植えてあった2種類エビネを移動したが、まだ一部根が残っていたらしい。これも鉢上げし、木漏れ日がほんのちょっと当たる所に鉢ごと埋め込んだ。同じく増えすぎたギボウシも株の半分を鉢上げした。植える場所が悪い場合もあれば、環境が変わってしまうこともある。それぞれの植物のご機嫌を伺いながら様子を観察するのが面白い。

 実は、昨日からちょっと風邪気味で喉が痛い。それなのに、どうしようもないヤツである。こうしてチョコチョコ庭に出ては遊んでいる!

 種用に残している一株のルッコラにアブラムシがべっとり。コリャイカン!テントウムシの幼虫を庭で見つけては屋上までエッチラオッチラ。昨年まで、何回かに渡って、せっせとテントウムシさんを我が庭に運んで来た甲斐があって、幼虫もサナギもかなりたくさん見つかるようになった。それにしても、幼虫の派手な色、とても目につくのだが、大丈夫なのだろうか?それともオレンジは美味しくない色と認識されるのだろうか。たくさんのサナギでおしゃれをしたユキヤナギの葉が、風にゆらゆら。あんた達、目立つわよ〜!


26日 ユーカリを場所埋めに

 さて、左の写真はなんでしょう?

 中途半端に切ったソヨゴを根元からノコギリで切り取りました。未練はあるけれど、こうして切り口を見ると幹の中まで傷んでいる。助かる見込みはどの道なかったんです。

 開いた空間がどうにも寂しくていけない。どうしたものだろうか、考えたあげく、このちょっと手前にあって、アセビと重なりそうになってきたユーカリを植えることにした。でも切り株が残っていて植えられない。

 ご覧の鉢を購入し、あちらこちらに散らせてあったコンクリートの固まり3つを並べて、その上に乗せた。幹の付け根が寂しいので、フェスツカを一株別の鉢からひき抜いて、周りに植えてみた。後ろにある葉はススキである。

 秋になったら、植木屋さんにこの下を掘ってもらい、直に植えてもいいだろう。あるいは、一年くらいはこのままでも良いかもしれない。

 書斎からの眺めはこんな感じ。先っちょの葉が塀の上から外に顔を出すのも、間もないことだろう。

 乾燥が続く。雨樽の水も再び減ってきている。

 実は、まだ体調が完全ではない。それなのに昨日は、太い幹を3本切ったり、重い鉢を購入して移動したてユーカリを植える作業までしてしまった。

 今日はよれよれのまま、一日を送った。なんとかに付ける薬なしと、繰り返し己に言って聞かせた。が、効き目などあるものか! ああ、春は素晴らしい!

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