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Garden Diary2003 'November' - Part 1
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6日 あちらを立てればこちらが立たず

 少しずつ庭の手入れを始めた。裏門から順に草を抜いて、見てくれのいっこうに冴えない万年青を一部抜いてその後に斑入りリュウノヒゲを植える。徐徐に茂みに分け入って、ついに斑入りのススキを切り取ることにした。まだ、穂も葉もきれいなのだが、高さ2メートルにもなって、だらしなく倒れてしまっている。切ってみればなんのことはない、株元は両手で抱えられるほどしかない。さっぱりしてしまうと、アセビの枝が随分と枯れ込んでいる。そうかそうだったのか。ごめんよごめんよ、アセビさん。

 鬱蒼としていると、こういうことに気付かない。全体の風景として見る限り夏の間は良いのだが、秋から春までのススキの存在がない期間、アセビの緑が重要になってくる。しぶしぶと哀れな枯れ枝を切り取りながら、来年はどうしようかと考える。早い内に、ススキの根元に袴でもはかせなければ。

 咲き終わったシュウメイギクは風情もなにもない。根元から刈り取った。

 今日、岩波新書の「植物のこころ」という本を読み終えた。しょっぱなから、「人間のクローンに目くじらをたれるなんておかしい、植物の世界ではクローンなど当たり前。一卵性双生児だってクローンである。」と論じている。信条的に抵抗を感じるものの、読み進めていくと面白い。「『植物も生きているんだね』でなく『ヒトも植物と同じなんだ』と思ってほしい」という観点から書かれていることが良く分かる。読みながら説得させられる箇所も多く、はたと自分の間違えに気付いた。

 実はツルニチニチソウだが、今私は鉄のアーチに這い上がらせようとしている。これは、うまく行くはずがないのだ。本来地を這う習性があるのだから、縛って無理に登らせ続けなければならないし、ご機嫌の良いはずがない。そういえば、どこの町だったか、ツルニチニチソウを歩道と車道をしきるシャレた手すりに絡ませようとしていた。見るからにうまくいっていなかったっけ。もうひとつ、ビナンカズラも間違った扱いをしていた。枝をほとんど取り払ったカイズカに絡ませようとしているのだが、ちっとも絡まらない。麻紐で縛っても、あちらこちらから、だらりとツルがぶらさがる。明日は全てほどいて鉢に植え替えよう。そして、塗装工事が終わったら、玄関に置いてみよう。

 そうそう、来週から我が家の工事が始まる。屋上に屋根を乗せるのと、壁面の塗装である。だから今は、壁面にある鉢の片付けで忙しい。

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7日 ネグンドカエデ、梢を失い苦肉の策

 左はネグンドカエデ。2002年5月に注文して購入したのだから、1年半になる。買ってまもなく、身近な園芸店ならどこにでも見かけるようになった。

 ま、とにかく気に入って、見苦しいエゾエノキの代わりにと植えたのは良かったのだが、今年の夏に梢の部分が枯れ始めた。どうして気付かなかったのだろうか、支えの棒に針金で枝を縛り付けていたのがいけなかった。生長した表皮を圧迫して栄養補給ができなくなったのだろ。枯れた部分を鋏でちょん切って始めてその事に気付いた。2階の窓まで届いて欲しいのに...。

 そこで考えたのがこの方法。ポキリと折れてはいけないので、下の方から順に上に向かってきつく縛ってみた。この素材はとても良い。接着剤は付いていなくて、テープ同士だけがくっつくようになっている。さあて、この枝が芯となって上に向かって生長してくれると良いのだが。


 昨日予定していた通り、ビナンカズラを彫り上げた。麻紐を切ると、すべてのツルはだらりと垂れ下がったので、片っ端からちょん切った。いくつか実がなっていたので残念だが、来年を楽しみにしよう。

 コニファーの手入れもしている。先端はきれいなのだが、奥の方の葉は枯れ込んでいるから、それをしごいて取り除いてあげる。そうすると中心部分が透けて見えるようになり、風が通るようになる。植木屋さんに習った。

 建物の西に植えてあるヒノキ科のコニファーは、しごいていると、とても良い香りがする。ひと枝ずつつかんではしごき、枯葉をはらってやりながら「大きくなったねえ」と、つい声を掛けてしまう。記録を見れば、もう5年にもなるのか。抱えて持ち帰った肌寒い日の事を思い出す。あたりは薄暗く、雨が降っていたっけ。そろそろこの「子」の写真を更新しなくては。

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12日 鉢物は避難・家は足場に覆われる

 いよいよ工事が始まった。よくもこんなに鉢を増やしてと呆れながら、できるだけ家から離れたところに移動する。幸い真夏に繁茂した草花は整理ができたので、庭のあちこちに置き場所を確保できた。工事が終わらない前に霜が降り始めなければ良いのだか。

 雨水を貯める樽をどけなければならない。水を抜き蓋を持ち上げ、樋をはずすまではできたが、樽はびくとも動かない。工事の人に移動を頼んだ。

 写真は、とうとう今年咲かなかったシコンノボタン。軒下で越冬させたら瀕死の状態で、秋になってやっと葉を出し始めたのだが、とうとう花芽をつけるまでにはいたらなかった。今年霜に当てたらだめになってしまうかもしれないので、家の中に入れてやることにした。毛がびっしり生えている葉はビロードのような感触で、とてもきれい。葉ものとしても十分楽しめる。

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18日 猫よけのガーデンバリアーは効果がある

scaffold

 工事の間、猫避けバリアーのスイッチを切っておいたら、頻繁に猫を庭で見かけるようになった。落ち葉を除くと落とし物も発見。あわてて再びスイッチを入れた。

 目下は写真のような状態で、庭にでることなどままならない。この右側には、縁台、テーブル,椅子と積み上げてあるし、頭の上に何かが落ちて来るかもしれないから。

 大工さん達が来る前に、踏んずけられちゃった苗を越してやり、鉢植えの水を時折見てやる程度である。

 

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25日 しぶといやっちゃ、貝殻虫は!

 庭にでられず、パソコンに目が疲れると、室内の植物に目を向ける。オヤオヤ?アレレ!

 今年の夏、多肉植物に貝殻虫がびっしりついていたのを、石灰硫黄合剤で徹底的にやっつけたつもりだった。見るもあわれだったのが、みるみる元気を取り戻し、秋になって取り入れたのだが、どうも死骸と思しき虫が成長している。おかしいおかしいと思いつつ、あれだけやっつけたのだから、死骸に間違いないと、勝手に思いたかったらしい。つま楊子で取って手の平に載せると、動くではないか!

 3鉢を物置き持ち出し、透明ビニールの大袋に入れて石灰硫黄合剤を噴霧し、袋の口をぴったり塞いだ。やれやれ。おそらく成虫を退治しても、卵は生き残ったのであろう。間隔をおいて何度か噴霧しなくては完全退治はできないらしい。当分物置きに置いておかなくてはならないが、さて、寒さに耐えてくれるだろうか?

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30日 家も植木もビニールに覆われたまま、12月に突入!

 雨が多く、工事が思うように進まない。家回りの塗装、下塗りが済むと再び雨となった。暇な時間を使って、このサイトのホームから庭にある木や草花の検索ページを作った。といっても原案のコードはすべてパートナーがお膳立てしてくれたもの。まだ不備な点はあると思いますが、時間のあるときに尋ねてみて下さい。

 送られて来たカタログをトイレに置いて見ている。欲しいなあと思うと、高い。少なくとも私にとっては少々値が張る。ところが、そのちょっと高いと二の足を踏んでいた苗が意外な価格で販売されていたりする。どうも、6か月くらい待つと、こうして大衆路線に乗るような気がする。待てずに買ってしまっているから、こうしてカタログが送られて来るのだろうが、とにかく近くの園芸店には、マメに足を運んだ方が良いようだ。

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