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6日 あちらを立てればこちらが立たず
少しずつ庭の手入れを始めた。裏門から順に草を抜いて、見てくれのいっこうに冴えない万年青を一部抜いてその後に斑入りリュウノヒゲを植える。徐徐に茂みに分け入って、ついに斑入りのススキを切り取ることにした。まだ、穂も葉もきれいなのだが、高さ2メートルにもなって、だらしなく倒れてしまっている。切ってみればなんのことはない、株元は両手で抱えられるほどしかない。さっぱりしてしまうと、アセビの枝が随分と枯れ込んでいる。そうかそうだったのか。ごめんよごめんよ、アセビさん。
鬱蒼としていると、こういうことに気付かない。全体の風景として見る限り夏の間は良いのだが、秋から春までのススキの存在がない期間、アセビの緑が重要になってくる。しぶしぶと哀れな枯れ枝を切り取りながら、来年はどうしようかと考える。早い内に、ススキの根元に袴でもはかせなければ。
咲き終わったシュウメイギクは風情もなにもない。根元から刈り取った。
今日、岩波新書の「植物のこころ」という本を読み終えた。しょっぱなから、「人間のクローンに目くじらをたれるなんておかしい、植物の世界ではクローンなど当たり前。一卵性双生児だってクローンである。」と論じている。信条的に抵抗を感じるものの、読み進めていくと面白い。「『植物も生きているんだね』でなく『ヒトも植物と同じなんだ』と思ってほしい」という観点から書かれていることが良く分かる。読みながら説得させられる箇所も多く、はたと自分の間違えに気付いた。
実はツルニチニチソウだが、今私は鉄のアーチに這い上がらせようとしている。これは、うまく行くはずがないのだ。本来地を這う習性があるのだから、縛って無理に登らせ続けなければならないし、ご機嫌の良いはずがない。そういえば、どこの町だったか、ツルニチニチソウを歩道と車道をしきるシャレた手すりに絡ませようとしていた。見るからにうまくいっていなかったっけ。もうひとつ、ビナンカズラも間違った扱いをしていた。枝をほとんど取り払ったカイズカに絡ませようとしているのだが、ちっとも絡まらない。麻紐で縛っても、あちらこちらから、だらりとツルがぶらさがる。明日は全てほどいて鉢に植え替えよう。そして、塗装工事が終わったら、玄関に置いてみよう。
そうそう、来週から我が家の工事が始まる。屋上に屋根を乗せるのと、壁面の塗装である。だから今は、壁面にある鉢の片付けで忙しい。