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Garden Diary2003 'October' - Part 1
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1日 たなからぼた餅・アイビーはインターホンの中まで進出していた

 昨日、用事があって友人の家を久しぶりに尋ねた。ダイニングの窓から中庭が見える。用件はそっちのけで私の目は庭に向かう。

 ヒメツルソバの葉がとてもきれい。どんなにママ子扱いしても元気に育つというこの植物を、以前別の方から頂戴して枯らせてしまった記憶がある。オダマキが至る所から発芽している。これまた、我が家では腫物にでも触るようにはらはらしながら、かろうじてひと株生き延びている。さらさらした土の一角をアロエベラが占拠しているのは、夏の間こうして繁殖させているとのこと。鉢に植えっぱなしの物とは格段の違いであり、しかも子供がたくさん芽を出している。彼女の案内で珍しい紺照鞍馬ゴケと一つ葉を見せてもらう。コンテリクラマゴケは妖艶な青に光っているかのよう、日陰でないとこの色が出ないそうだ。植物の本では1年草とされているトケイソウがのたうち回っているのみならず、庭のとんでもない所から子供が芽生えている。

 これ要る?の質問にすべて首を縦にふり、以上すべてを分けていただいた。帰り道はなんと満たされた気分であったことか。それぞれの生長の具合を見ながら、庭のそこかしこに分散してやる日が楽しみでならない。こうして「孫」がたくさんやってくると、萎えていた庭への熱が再燃し始める!

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2日 土方再開!

 ほ〜ら、また始めちゃった! 

 手が回らないままほったらかしにしている場所。縁に沿って繁殖していたタマリュウをツルハシを使って引っこ抜き、大きく羽を広げたクフェアを処分した。クフェアは冬越しさせて3年目だろうか。夏だけ大きく場所を取り、びっしり細かな葉が下を覆い隠してしまうため、始末が悪い。細かな花が愛らしいのだが、もっと子株にしてりようする方が良いらしい。お陰でブルーベリーの苗が下敷きになって一本枯れてしまった。踏み石の右手前も同じように掘り起こし、一緒に植栽を再構築する予定。

 西側花壇の一角に作ってあるレイズドベッドであるが、ビャクシンの上に丁度良い具合にイヌタデが背伸びして花を咲かせてくれている。下の方中央右寄りにちょっと見えるクレマチスが、予想ではビャクシンの上を這いずり回って花を咲かせるはずだったのが、なかなか伸びてくれない。つまらないなあ落胆していたので、思いがけない効果に喜んでいる。それにしても、ちょっとむさ苦しくなってきたなあ。

 そうそう、先日来た友達が門の前から電話をかけてきた。インターホンが鳴らないという。後からドライバーを持ち出して分解してみると、なんとツルの先が仲まで入っている。それだけではない、黄金虫のような1,5センチほどの虫が2匹ちょろちょろ這い出てきた。

 だが、戻しても鳴らない。壊れてしまったのだろうか、買い直しかと思いながら、今一度分解すると、スイッチボタンの真下に入ったツルが丸まったまま枯れていた。ピンセットで取り出して、再度接続して音が出たときの嬉しさよ!

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3日 涙涙、カイガラムシかな?

 多肉植物、アエオニウムやエケベリアやセダムに白い虫が付いている。葉と葉の間や裏に居るので、見つけるとつまようじの先でやっつけていたのだが...

 センペルビブム(平和)という寄せ植えの中に加えようと、セダムチョコレートを切り取ったら、手の平に白いものが落ちて動いている!思っていた何十倍も虫が繁殖していたらしい。これを挿したら、虫が広がってしまう。そこで、切り取った茎葉はすぐに中性洗剤の溶液に浸し、鉢植え全体は、思いきって薬剤処理することにした。在庫の薬を調べると、石灰硫黄合剤がカイガラムシに効くと書いてある。霧吹き器に溶液を作って鉢ごと外に持ち出して散布したのだが、全滅しない。葉と葉と間に潜り込んでいるのが、しぶとくうごめくのである。で、ビニールの袋をすっぽり被せて噴霧し、口を縛っておいた。これで、見る限りほぼ全滅である。悲しいかな、きれいな葉は見る影もない哀れな姿になってしまったが、虫を放置すればどのみち見苦しくなるのだから、後から新葉が出てきてからむしり取れば良い。

 植物は同じ科、属であってもひとつひとつ好む条件や生育条件が違う。日向が好きなのに半日陰で育て、元気をなくさせたりするのは、しょっちゅうである。家中子供達がいっぱいで名前を覚えるのが大事になっている。「あれっ、あの子はどこだっけ?」と捜し回る事しばしば。人間の子供と違って自分では動き回らないのに、である。迷子を捜してうろうろするとき、祖母を思い出す。意図する子供や孫の名前が出てこなくて、片っ端から違う名前を言う。たいてい3番目くらいには正解を言い当てたっけ。そうすると、小きな口を大きく開けてお腹の底がら笑う。金歯だらけの歯がちょっと恐かった。ちなみに祖母は叔母にこう呼ばれていた「コリー」。鼻筋の通った端正な面長の美人であった。今よりももっと皺くちゃになったら、Pippiばあちゃんは何て呼ばれるようになるのだろうか?

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8日 ああ、腰が痛い、春がうらめしや〜

 毎日、草むしり。ぼうぼうに伸びた草を除けていくと、その下にある植物あるいは枝は枯れている。強いのはフッキソウ。元々日陰で育つ逞しさを備えているので、平気のへちゃらである。やっと見つけて購入したシロヤマブキはススキの下になってカリカリに枯れていた。「なんたる不手際!」と思いはするものの、虫が恐けりゃ来年も同じことになるのだろう。

 裏の枝捨て場奥に植えてあったレッドロビンなどは、枯れ枝や草に覆われ虫に食われ、はげ坊主になってしまった。その隣で、意外にも生き延びたのはヒイラギである。枝捨て場なので底はふかふかの腐葉土、栄養が良いらしく、草の伸び方が尋常ではない。来年こそは、などとはもう考えられない。思ってみたところで、また同じことになるのだろうから。

 写真はアメリカサワギキョウ、いつ買ったのか覚えていないが、元気に咲いている。調べてみれば、湿り気の必要な草とある、乾燥しやすいところに植わっているが、今年の夏は雨が多かったので生き延びたのだろう。来年はどうしようか?日がよく当たって湿度の高いところ、そんな所は家の庭にはないので、マルチングを考えよう。そうだ、となりにあるスイバと一緒の扱いだ。草をむしっているときに間違えて折ってしまったので、こうして間近に楽しめることになった。

 ヒトリシズカやフイリヤブランを株分けして友達に分けてあげている。頂戴するのはもちろん嬉しいが、御所望を受けて差し上げることができるのも嬉しい。先日写真を撮った一角は、このようになった。小さな苗をここに集めてあるが,生長したら庭のあちらこちらで一人立ちさせる予定である。

 1年かけて出来上がったコンポストは、全て庭のあちこちに撒いてしまった。腰も痛いことだし、暫く休憩してから塀沿いの陽の当たらない所の処理をすることにしよう。ロニセラと斑入りマサキが移植できるくらいに大きくなっている。右上の写真の中には、赤ちゃん苗が沢山埋まっています。

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9日 草を抜いてすっきり!

 秋が近付いて草むしりをすれば、大型のコンポスターはすぐに一杯になってしまう。長い事庭仕事をサボったツケで、集中して作業をすると腰に来る。無理をすれば今日もできたのだろうが、後が恐いので暫く休憩することにする。

 写真左は南の花壇、カサブランカの茎がまだしっかりのこっていて、こうして見るとヤッコさんが手に持って振り回すフワフワの道具みたい。右は西花壇で、土の見えている所には、ルッコラやノラボウの種を撒いてある。 ニゲラは深く穴を掘って数カ所に撒いてみた。

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21日 我が家は良いな~

 ほんの一週間の旅、アメリカ南東部から戻ってきた。テネシー、ヴァージニア、ノースキャロライナ周辺を友達に連れ回ってもらった。

 広大な土地、どの家の敷地にもたいてい一本かそこらの木がノボ〜と伸びていて、植え込みがあってもほとんどが大雑把な手入れである。さすがホテルやレストランには鉢植えが置かれてはいたが、ただ花があるだけ。

 私がこういった土地に住むとしたら、どんなガーデニングをするだろうか?

 写真はサラシナショウマ、植えた翌年は虫の息だったが、2年目にしてこの元気さ!蕾が開くまでの長かった事。この一角は白で手前にコッキネア(淡いピンク/ピーチ)、アメリカサワギキョウ(赤)とバランスが良い。我が家は良いなあ〜!

 留守中毎日庭を見てくださったお隣の奥さんに感謝感謝。 

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28日 ハゲ坊主

 昨日と今日植木屋さんに来てもらった。ここのところ忙しくてアイビーを刈っていなかったし、剪定してもらわなくてはならない木がたくさんあったから。紅葉を楽しみたい木とサザンカ、ツバキはそのままにしてもらった。

 用事があって2日ともほとんど家にいなかったら、裏から順にきれいに整理してくれて見通しがとても良くなった。だけど、ハゲ坊主みたいになっちゃって、しばらくは「床屋に行きたて」みたいな状態だ。植木屋さんは「やれやれ、やっとさっぱりしたよ!」と思っていることだろうなあ。柿がふたつぶらさがっているけど、どうしようかなあ。写真はサルビア・コッキネア。

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