庭日誌 September 前半|後半 |

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1日 ちょこちょこ仕事

 先月、後半になるまでは雨が多く、ほとんど庭に出ない日が続いた。月の終わりになって やっと庭に出るようになると、手の入らない庭の荒れ具合に驚いた。 それから3回ほど庭仕事すると、一様ひと回りの手入れが済み、そこからが楽しみの段階になり、ちょこちょこ仕事の旨味がでてくる。長い事サボってみると、このちょこちょこが庭の維持に随分と役に立っていることを実感する。 花を見ながら、虫を取り下に生えている草を抜く。出かける時にも庭見渡しながら通るので、つい草を数本抜きながら歩くことになる。門を出てやっと、指を擦って泥を落とすのだが、右手の親指と人指し指はいつもよごれている。 電車の中でそんな私を見かけたら、声を掛けてみてくださいね。

 

4日 薬剤散布について

 ひさしぶりに小さく赤いバラが咲き出した。 ハバチの幼虫に丸坊主にされ、とてもつぶせる量ではなく、思いきってスプレー薬剤を散布。一旦は全滅しても、後からけなげに芽生えてくる葉には性懲りもなく群がる幼虫がいた。

  そのバラの木に赤い点があるので、嬉しくなって近寄ると、開いたばかりの花にハムシが数匹たかって花びらを食べている。これでは一度に潰せない、やはり薬を撒こうかと思った瞬間、すぐ左になにやら動く物がある。 蜘蛛に捕らえられて逃れ飛ぼうと必死に羽をふる回転しているハエだった。

 カメラを取りに行って戻ってきた時には、もうハムシ達は逃げ去っていて、ハエはぐったりしていた。数週間前にも似たようなことがあったっけ。敵が見つけられないまま日に日に葉が食べられていくクチナシを見て薬を撒こうとしたのだが、すぐ近くに大きなカマキリを見つけて思い留まった。 以後葉の食害はストップしたので、きっとこのカマキリが食べてくれらのだろう。

 先日、本棚の整理をしていて、昔子供達に読んで聞かせた「薬を撒いちゃだめ!」という本を見つけた。 薬剤が自然の摂理を乱す事を分かりやすく解説している。手でツブスという方法、「くつろぎの庭」には一番良いようである。無理のないところで、この方針を貫いて行こう。

 

6日 観葉植物考 サルスベリ、シュウメイギクが咲き出す

 今年の春のことだが、部屋の天井近くから観葉植物を下げたくなった。直射日光は当たらず、間接光だけしか当たらない。 こんな場所にもってこいなのはポトスである。オリズルランはひ弱になり過ぎて色が淡くなる。で、実験的にワイヤープランツを使ってみた。庭で直植えしてあるのが 元気に越冬もしているのだが、色は濃く逞しくなり過ぎているので、どんなものかと考えたから。 柔らかに垂れ下がってくれたら、白い壁に映えるだろうと。

 結果は見事失敗だった。見る見る元気がなくなり葉が落ちて枯れ木のようになってしまった。それを外の日向に出したら、なんと枯れ木から葉が出てきた! 鑑賞価値を高めるには、ほどほどの光が当たるところで育てなくてはならないらしい。

 我が庭は、依然としてピンクのオンパレードである。シュウカイドウ、マロウ、ダリア、シモツケ、ゲンノショウコ... 追い討ちをかけるようにサルスベリが濃いめのピンク、すぐ下の白いシュウメイギク、早く花開せよ〜!

7日 来年を思って

 写真を撮ってみると、とても御覧いただく庭じゃない! どうしてこんなことになってしまったのだろうかと考える。 シュウカイドウが好きで、抜けないでいたのが一因だが、空いた場所が多すぎるからこんなことになったのだろう。一旦1年草が枯れてみないと 原形がわからなくなってしまった。

 毎年、夏がくると、何面の塀に近い奥の方が雑草で一杯になる。 梅雨時の蒸れにおそれをなして、草むらに分け入れなくなり、それ以後はほったらかしになる。なんとかならないものだろうか? 秋になったら、大きめの踏み石を置いてみよう。歩くところをきちんと作ってみたら、安心してその他の所に草花を植えることができるかも知れない。

 

 

11日 真夏まだ去らず

 涼しい日が続いて元気を取り戻せば、自然と翌年への庭に思いを馳せる 。カタログを捲って印をつけて、来春以降に楽しむ苗を注文した。と、その直後に夏日が舞い戻ってきた! 荒れて草茫茫の庭を眺めながら、来年こそはなんとかと思うのだが、暑くなればパタリと庭へでなくなってしまう。 ツバキは葉の量が少なくなっているが、チャドクガでも付いているのだろうか?糸で膜を貼ったようになる巣は見当たらないのだが、他の虫でもいるのだろうか? 私はアレルギーで悩んでいるし、肌が弱いので、質の悪い虫にさされたら、人一倍腫れることだろう。 これだけ庭で遊んでいて、まだ大事に至らないのは、怯えが強いからだろう。とにかく、恐くて木の下に潜り込んでいけない。

 ラベルの整理に良い物を見つけた。A4よりもちょっと大きめの、透明ファイルのポケットが沢山付いた古い名詞入れである。 買ってきた植木に刺さっている説明入りのラベルは、先をちょん切るとぴたりと収まる。 コメントは別のラベルに書いてそこに貼ればいいし、植木の方には、改めて名前を書いて差し込んでおく。 いつどんな植物を購入したか、生長していれば、庭で確認できるし、枯れたとすれば、理由らしきものを書いて貼付ける。 なかなか名案だと思って気に入っている

 

15日 新しい長靴

 暑い暑い。秋の蚊は毒気が強く最後の力を振り絞って食い付いてくる。当然のことながら、私は庭から退去して夕方の水撒きだけになる。いくら「来年こそは」などと言ったってだめなことは今年の夏がおわらないうちに証明されてしまった!くつろぎの庭は、夏がくれば草ぼうぼう!

 コルチカムが一斉に咲き出した。ヒョコッヒョコッと地面から首を伸ばして花が咲くところが可愛い。継子扱いをして、ひどい土の所に球根を押し込んでいるのだが、ほんとうに強い。一方、花が小さくて写真ではよく表現できないのだが、ゲンノショウコが満開を向かえている。上の方を見ればサルスベリがどんどん開きだし、庭はますますピンク系、白いシュウメイギキの花はなんて小振りなんだろう

 庭仕事を始めるようになって、娘のお下がりの長靴を履いていたのだが、とうとう足の小指の付け根あたりが裂けてしまった。まだ中の足は見えないが、数日の内にはぱっくり開いてしまうだろう。「長い事ご苦労さまでした」とお別れをして、「燃やせないゴミの日」にお別れを下。そして今日、自分の足に合ったサイズの一足購入した。あいにく安くなっているのは白だけ、給食のおばさんが履いているような一足だが、すぐによごれて庭仕事用らしくなるだろう。1980円プラス消費税なり。もうこれで、ズルッタラズルッタラ引きずって歩かなくても良い。私のしているのは、ガーデニングじゃあなくて庭遊びだもの、あり合わせ物で十分。

 個々の所、虫などがやたらと家の中に入ってくる。ヤモリ、ハチ、カマキリ、バッタ、チョウチョウ。ハチを除いては夜の訪問者だから、外に出て行っていただこうとしても、逆に家のなかに飛び込んでくる。だから、あちらこちらに手袋を置いている。そおっと摘んで窓の外に出してやるのが一番確実な方法のようだ。また、昼に家の中で鈴の音がしたら、近くの猫君が遊びにきている証拠。申し訳ないけれど、わざと足音をたててお逃げ頂いている。