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15日雨にひるまず

 ちょっと外出して戻ってくると、玄関の壁にテントウムシの幼虫が一匹へばりついていた。おやおやどこから飛んできたの?楊子の先を持って行くと、自分から歩いて乗っかってくる。その楊子を持って階段を上がり、ベランダのイチゴの所に移動させてやった。

 園芸本を読んでいると自分の庭への関心が高まり、自宅にある植物の名前が出て来ると、その度に確認することになって、なかなか先へ読み進まない。アガパンサスの名前が出て来て、ふと「我が家のは?」と気になった。傘をさして庭へでる。

 レモンバームやハナトラノオに被われて、ちょっと可哀想。片手で傘を持ち、もう一方の手で周囲にあるのを取り除く。土がや柔らかくなっているので、普段なら抜けない茎も、ズボッと楽に抜ける。いたずら心を起こして、ちいさなレモンバームをいつも乾燥気味のサンシュユの下、サツキの茂みの脇に埋めてみた。匂いが少しでもハバチを追い払ってくれるなんてことが、あるかもしれないから。

 アガパンサスの株の周囲がきれいになって、脇に子株が生えている。もう何年にもなるこの株はいっこうに花を咲かせないのに,そろそろ今年は咲いてくれるのだろうか?改めて園芸書を見ると、寒さ暑さに強く、半日陰でも良く花を咲かせるとある。納得がいかない。

 この時点で、私の右手はドロンコである。レモンバームの香りに誘われて、ミントと混ぜたハーブティーを飲む事にする。ドロンコの葉は洗ってから紅茶ポットに入れるから平気。

 それから昨日の続きのイチゴである。生長が早いので、昨年の秋に上替えた鉢の中はもう根がびっしりである。ひと鉢を植え替えることにした。そこで、気付いたのだが、昨年の株にはあまり良い実が付かないということ。ランナーから育てた小さな株には大きな実がついているのに。そうか、来年から親株は処分してランナーを育てよう。また、四季なりイチゴはランナーがでず、株分かれする。同じ理論を適用して、子株だけを数株ずつ鉢に植え替えることにした。

 ただし、ベランダから下ろした鉢なので、アブラムシが付いている。まずは、株を抜き取って選別し、使う株には満遍なく牛乳スプレーを散布。数分後に株を逆さに水桶につっこみ、洗ってから鉢に植える。小雨の時の上替えは良い、外に出しておけば、良い具合に洗ってくれるので、葉についた土がきれいになる。ああ、さっぱりした!


18日

 写真はネグンド・オーレアだと思う。春から伸びるは伸びるは、2倍になって2メートルを超してしまった。今日「国際バラとガーデニングショー」の会場で陽介氏に会った折、この話をすると、25メートルくらいになりますよ、とのことだった。邪魔になるカイズカイブキの枝を逐次のこぎりで取り除いてやっている。

 昨日から、何といって、はっきり記すことができない程、雑多な作業に追われている。雨の合間を縫っての作業である。

 Carex osimensis(流通名:ベアグラス)は、たくさんに増えて、秋には寂しくなった庭のあちこちに分散させて穴埋めをしてもらった。日が当たらないところに置いたので、半年を経た株は、物の見事に見苦しい姿になった。細長い葉はだらしなく徒長し、半分腐ったような茶色やねずみ色の葉がほとんど。日向にあった株も、新葉の出てくるこの頃には、世代交代なのだろう、周囲の葉は切り取ってやらないと薄汚い。全部で10鉢、痛んだところを鋏で切り落とす作業を続けた。しばらくは強い陽の当たるところに置いてやろう。

 バコバやユキノシタにウドンコ病が発生。根気良く抜いて袋に詰めた。あとからツルマサキも含めて、一帯に殺菌剤を噴霧。

 自家製必殺忌嫌剤(ニンニク、トウガラシ、木酢液の混合液)をシモツケ、バラ、ツツジにはハバチ避けとして、モッコクにはハムシ避けとして散布。

 週に一度の栄養剤を先週に引き続き撒く。

 たかがこれしき、合間の草むしりも入れて、たっぷり遊ばせてもらった。


20日〜22日 「六甲高山植物園・相楽園・倉敷」を尋ねて

23日 センダンの斑入りを見つける。

 ふらりと立ち寄ったディセンターの園芸コーナーで、幹がまっすぐに伸びた高さ1メートル以上のセンダンが売られていた。花が咲いている。
「1年過ぎた赤ちゃんセンダンが、家にあるじゃないの」
「でもこんなにきれいにまっすぐに育つかしら?それにこれは斑入りよ。」
「斑なんかどうでもいいじゃない。」
「ここまで大きくなるのに何年かかるかしら?待ってばかりじゃつまらないわよ!」
自問自答しながら、この木の前を行きつ戻りつ10分以上。

 要するに私は欲しいのである。さっと持ち上げて会計を済ませた。運ぶ時の嬉しかったこと!助手席を思いきり前に引いて、斜めに寝かせた鉢を後ろに乗せて、車の中は良い香りがたちこめている。こんな時の運転は模範生。黄色信号でぴたりと停止、にこやかに先を譲って、自分の顔を見てみたいと思う程。世の中幸せな人ばかりになったら、絶対に交通事故は激減する!

 この鉢、植える場所はまだ決定できず、鉢のまま想定位置で様子を見ている。


24日 除草剤を塗布した草が萎れる。必殺自家製虫よけ噴霧剤は効いている様子。

 除草剤を塗布して10日ほどが過ぎた。葉は茶色に変色を始め、2週間を待たずに萎れたことになる。根の状態は抜いて見ていないが、きっと枯れていることだろう。

 サツキがちょこちょこ咲き始めている。根気良く自家製の虫よけ噴霧剤を散布しているからだろうか?ちょっと葉焼けをした所もあるが、嬉しい。

 ベランダのイチゴにテントウムシの幼虫がたくさん動き回っている。「あなた達の誕生を信じて退治しなかったのよ。茎の部分が黒く変色する程アブラムシがいるのだから、たっぷりの餌を召し上がれ!」


27日

 バルコニーのゼラニウムが、例年になく勢い良く咲いている。マメに栄養剤を与えてみたからだろうか。ゼラニウムは肥料食いだというのに、ロクに与えなかったのがいけなかったのだろう。

 今ここには、たくさんのテントウムシの幼虫がいる。数週間前に取って来た一匹が卵を産む事を予測して、アブラムシ退治をしなかったので、イチゴの苗の中央部は黒くなっている。が、そのうちきれいに食べ尽してくれることだろう。朝早いと,幼虫達がのんびりひなたぼっこをしている。スベアミントとオーデコロンミントもここに移動した。

 

 昨年植えたオダマキが今年も咲いた。黄色く見えるのは、リシマキア。目下満開である。

 現在の収穫は赤かぶ。小さくてちょっと細長いかぶを、西花壇の空いたところにちょこちょこ種を撒いては食べている。

 昨年のランナーから、ひと株ずつ鉢植えにしたイチゴが、たくさん大きな実を付けている。きちんと腐葉土に植えてやったからだろうか。こうなると、ロクに食べられない四季なりイチゴは、そろそろ整理する頃と自覚する。

28日 アリ退治

 ベランダにいるテントウムシの幼虫達を、1日に何度も見に行く。「アブラムシを食べてるかい?」と聞くのだが、いつものんびりひなたぼっこをしている。

 夕方覗いていると、変な生き物がいる。あとでわかったのだが、幼虫が脱皮をしている最中だったので、シッポの所に黒い殻がへばりついていたのだ。これは、きれいに脱皮した直後に動きだした所。まもなく黒く変色するのだろうが、まだ瑞々しくてきれい。

 エゾエノキに、エノキワタアブラムシが付き始めた。アリが忙しそうに幹を昇り降りしている。テントウムシはいるものの、木の下にある植物まで真っ黒にされるのかと思うとやりきれない。アブラムと共存関係にあるアリを退治をすることにした。

 石灰は、アリの出す匂いを消してしまうという。それで、木の根元にぐるりと撒いてみた。上から来るアリは、混乱して来た道を戻り始め、地面のアリは白い石灰の回りをうろうろし始めた。だが、1時間後にはもう大きなありが白いバリケードを抜けて堂々と木に登り始めていた。木の周囲が極度のアルカリなるといけないので、明日にはこの石灰を履き取らなければ。ヤレヤレ。骨折り損のくたびれ儲けとはこのことだろうか?