庭日誌 November 前半|後半 最初のページに戻る戻る

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16日 日がな一日庭仕事、暗くなったらお終い!

 午前中は、細々とたき火をしながら、コンポストの中身の整理。ほとんど出来上がっていて、来春使える土をまとめてひとつのコンポストに集めた。入りきれない分は蓋付きのポリバケツに入れる。裏の枝捨ての周りにはまだまだおしろい花がとぐろを巻いているので、すっかり抜いてやっと土が見えて来た。半分枯れた状態の斑入りヒイラギはやはり枯れてしまった。去年の春植木屋さんが、角に植えるといいんだよ、と言って移してくれる時に心配していたのだが、やはり無理だった。あっけなく抜けて、枝をのこぎりで切り刻み燃した。
 午後は、芝生のエッジ切り。3年前、花壇にそって一生懸命植えたリュウノヒゲがどんどん増えて芝生とごたまぜになってしまった。陽が十分あたらず湿り気が多いので芝生が縁にだけ伸びなかったのでせっせと植えたのだが、もう増え過ぎてしまった。リュウノヒゲは、びっしり生えてしまうと、始末が悪い。間に生えた雑草が抜けないのだ。思いきって抜き取ることにした。最初は鎌や小刀を使っていたのだが、どうも能率が悪い。結局 つるはしを使う事になった。そう、それほどびっしり生えている。場所によってはほんとうに「エンヤコラショッ!」とかけ声を掛けないと歯が立たない程固い。半分程進んだところで陽が暮れてしまった。ぼそっと抜けたあとには土を埋めなくてはならない。ちょっと未熟だが、ポリバケツにとっておいた土を使うことにした。やれやれ、良い土を境に入れたらすぐに芝生が伸びちゃう!

17日 やっぱり寂しい感じがする...

 朝起きると、曇り空の下に寒々と剥ぎ取られた土が見える。抜いたジャノヒゲ一部をちょっと植えてやろうかなあ、と考える。

 心を庭に残したまま、予定通り青梅から日向和田に向けて歩いた。曇り空でも紅葉がきれいだった。ある地域で、目の覚めるような紅葉がたくさん見られた。モミジ・ドウダンツツジ、どれもとりわけ変わった種類とは思えず、人家の庭に植わっているのだが、真っ赤なのである。紅葉はどうしても葉色に「茶」が混じっているものだが、それがまったくないのだ。きれいに変色する条件がここ一帯の地域にととのっていたのだろうか?


 多摩川を挟んで行きと帰りと両岸に沿う裏道をあるいたのだが、帰り道で写真の情景に行き当たった。ヒメツルソバがこんな風に使われている!私もやってみようかなあ。寒い地域のはずだが、ここまで伸びていると言う事とは、冬を越しているのだろうか?それともひと夏でここまで伸びたのだろうか?
 誰に聞いても、何を読んでも、丈夫で逞しい植物と言うのだが、私は数年前にある方から頂いて枯らしている。雪辱戦で、ひと鉢買ってみようか?

 帰宅後、リュウノヒゲ抜きを続行、5時にはもう暗くて作業が不可能になった。

18日 朝、同じ作業を続行。 山のように積み上げられたタマリュウを見るのはちょっと心が傷む。早く腐葉土に変わって欲しい!

19日

 今までずうっと考えていて実行したことがなかったことがふたつ。どちらも乾燥させて使うのだが、ひとつは、よい香りのするバラの花びらをお茶にすることで、もうひとつはサフランの柱頭から色素をとること。

 上の写真は、一輪のバラといくつかのサフランの柱頭。サフランはからからに乾燥させてすりつぶして、サフランライスにしようか。

 上はノボタン、写真というのはまことにもって重宝で、種をあかせばこんな状態!去年購入した小さな苗が冬に枯れて外で越冬、今年の春ににょきにょき伸びてここまで大きくなったのだが、栄養が片寄っていたのだろうか? 写真を撮っていたら、花びらが一枚はらりと落ちた。

20日

 随分以前に買った本、'Pest'と言う題だが、たまたま手に取って目を通していたら、思い付くことがあった。土を改良する事を目的としてクローバーなどの種を蒔くという。日本でも田圃にレンゲがきれいに咲いているのを見たことを思い出す。花が咲いたら、種が付く前に土に鋤き込んで栄養にしてしまう。そこで、はたと思い付いた。
  裏門からのアプローチにリシマキアを移植したのだが、手前1メートルほどの所は葉がなくなっている。固くて土が死んでいる為に育たないのだ。なら、捨てているタマリュウをここに植えればいい!この家を建てたばかりの時、別の植木屋さんだったが、「木を植えると土がやっこくなっからよ」と言っていたのを思い出す。どんなところでも育ってくれるタマリュウを植えておけば、そこの土の湿度が保持され、バクテリアが繁殖しはじめるだろう!

 用があって、出掛かけるまでの時間、ツルハシを持って庭に出た。ここにあるのは粘土質の土なのだろうか、かさかさに乾いて固まっている。「不毛の土」である。例によって、でてきた欠け瓦は、昔昔私達が持って行き場がなくて埋めてしまったもの。鋭角に欠けた石ころも取り除く。主人も娘達も、家族総出で埋めたのだから、ひとつひとつの欠け瓦は誰かの手で運ばれているはず。「この欠片は誰の手を経ているのだろうか?」などと思いながら土を崩して数株ずつ植え込んだ。小さかった子供達、元気だった主人、皆の顔を思いだしながら、這いつくばって作業をした。真っ向から北風が当たる。そうか、ここは北風の通り道、植えられた子(植物)は可哀想に、建物に遮られる事のない寒風をまともに受けてしまうんだなあ。そう考えながら、黙々と植えた。土を良くしてもらう為に、いつかは他の植物に取って替わられる運命のタマリュウさん達、北風に耐えてよね。

 上から腐葉土をさらさらと振り掛け、水を撒くと濃い緑が目に優しい。真冬が来る前に、どうしてもこの作業をしてしまいたかった。今なら、なんとか根を張ってくれるだろう。今の時期、一日早く作業をすれば、一日早く根付いてくれる。

 昼食をかき込んで、長靴を脱いで顔を洗い、急いで講演会場に向かった。Oさんは、相変わらず肩肘張って生きている。勇気を持って生きている。生温い湯舟の中で耳だけ出して彼女の声が聞いているようで、後ろめたい気持ちがした。(写真を見て思った、ちょっと石の上を掃けばいいのにねえ!)

21日
 柿、最後の収穫。ひとつだけは、挟がとどかず諦める。 上の写真から手前に来ると、カクレミノが3本植わっている。中央の一本が昨年からおかしかった。そしてとうとう枯れてしまった。玄関前の寄せ植えがもうすぐ枯れるだろう。マンリョウ・ヤブコウジ・キチジョウソウでひと鉢寄せ植えを作った。去年センリョウを買い求めた記憶があるが、はて、どこに行ってしまったのか?

 あったあった、塀の内側でしっかり大きくなっている、が、実がない!赤い実がてっぺんにたくさん付いて、それが落ちて増え続け、やがて薄暗い空間を赤い実で埋め尽くす!シナリオはばっちりだったのだかなあ!

23日 やられた〜!
 用があって、午前中に外出しようと裏門に向かうと、西の花壇はみごとにひっくり返えされていた。大事に種から育てたルッコラ(ロケット)は根こそぎ、アガパンサスもブッドレアも根が見える程掘られている!野良ネコなんて大嫌いだ!

25日 雨、雨、雨
 柿の葉はあらかた落ちてしまい、取り残された実ひとつがポチンと頂上にそびえている。その左隣にあるのハナミズキ(写真右上に見える)はミカンとツツジの緑を背景に真っ赤が映えている。

 写真は書斎からの眺め。中央下部に、にょっきりツノの様に伸びているカーキ色の物体はカサブランカの茎。晴れた日には黄金色に見えて一層不釣り合いな様相を呈するが、はて移動したものか?
 ぶらさがった餌台の真下に見えるのはフウチソウ。数年前にある雑誌で、夕日を受けて黄金色に輝くこの植物を見、ひたすら秋の魅力を願って3株セットのも商品買ったのだが、薄きたなく見えるだけ。もちろん、春は爽やかな黄緑が優しいが、う〜む、やはり秋の美しさが欲しい。

27日 昨日から晴天、ふつか続きの強風で柿とサルスベリの葉はすっかり落ちた。
 朝晩めっきり冷え込むようになり、見捨てるつもりの鉢物がしなだれて来た。シンビジウムを取り込み頭からシャワーで洗う。夕方、見捨て組みの萎れて来た葉が可哀想で、玄関に避難させてしまった。狭い玄関はいっぱい。伸びた葉をちょん切って、一部は家の中に一部は物置きに移動した。持ち上げる鉢の冷えていること!これじゃあ、寒いよねえ。

 明日はまた早起きして、いつになってもきれいに見えないフウチソウを引っこ抜いて、買い込んだ花を植え込む予定。「庭の草花」、少しずつ今年の様子を追加している。

28日曖昧表記に翻弄される。
 昨日、左の植物を見つけた。寒さに強く日陰を好むと書かれていた。 日陰で元気に育つ低木ならばぜひ買わなくては。と思い迷わず購入。カタカナ名はコプロスマキウイゴールドとあった。売り場の女性曰く、「キウイって鳥がいるわよねえ」わたしは、ラテン名の綴りが知りたかったのに。

 今日になって調べてみると、ラテン名は 'Coprosma' 。なんとマイナス5度まで耐えるオーストラリア原産の低木とある。その先の説明、ギリシャ語でkoprosは牛馬の糞、osmeはにおいという意味とある。つぶすと悪臭がある。それだけじゃない。続いて、日当たりの良いところに置く事。霜に当たると傷み易い。夏の蒸れに弱く、直射日光に当ててはいけない、とある。酸性土壌を好み、花はほとんどめだたず、小さな実が成る。

 冗談じゃない!そんな手のかかる低木なんかいらない!期待して買った小さな苗を睨みつつ、だんだん嫌になって来た。ニャロメ!
 「あんたさあ、困ったねえ。いらないのよねえ」と言っても、 この子に罪はない。一様こうして鉢に植えてやった。ま、今年の冬は私の部屋で越冬して、すこしずつ過酷な環境に慣れていただくとしよう。ヤレヤレ。

 クフェアはまた花があるが、軒下に取り入れた。木化してほとんど低木になっている。来春生き残ったら、リストは草花から木の方に移動したほうがいいだろう。南花壇の空いた空間がなかなか埋まらない。パンジーだけで埋めるのは芸がないので、物色中。かき混ぜると、ごろごろ根の出た球根が出て来てしまう。

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修正:上記の植物は、園芸のプロY氏からの連絡で、Coprosma 'Kiwi Gold'とのこと。秋になるときれいに変色してとても良い、霜に当たらなければ戸外で十分とのこと。おまけがついた。「うらやましい」だって。植物って分からない事が多い、辞書の叙述は間違いではないものの、生きた人間(専門科)の存在の重要さを再認識。(12月のページ作成は週末以後になりそう!)