庭日誌 October 前半|後半 最初のページに戻る戻る

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2日

 戦後最大の台風とのことだが、たいした被害もなく過ぎた。近所でもほとんど被害は出ていないようだ。葉にくっついていたテントウ虫の幼虫を確認して、避難させた植木鉢を外に戻してやった。久しぶりでゆったり庭を眺める。秋晴れで今日は30度の真夏日、朝のうちは湿度が高かったが、まもなくからりと爽やかな秋の空気に戻った。強い太陽を受けて木漏れ日がきらきら、ゲンノショウコ・シュウカイドウ・セージ・コルチカム・ホトトギス、小学生ならピンクと青の絵具だけで絵が描けてしまいそう。こうなると、白のシュウメイギクはもっと増えてもかまわないと翌年に思いを巡らす。斑入りすすきが1本穂を広げた。株はかなり大きくなっているが、きれいな葉がアセビに隠れて見えないのが残念。はて、アセビはどんな剪定にすればいいのだろうか?

 外に出れば蚊に食われる。それでも、今年求めた白ヤマブキがどうなっているか心配で草むらをのぞきに行くと、フッキソウに白いつぶつぶが付いていた。さわると固くしっかりしている。ネットで調べてみたら、やはり実とのこと。実を見るのは初めてのこと、きっと何年かしないと付けないのだろう。ぼけた写真で申し訳ないが、接写をするには蚊が多すぎるので、もうしばらくしてから涼しい日に再度挑戦しよう。(10/13に修正)

 大雨が去って、たくさんの虫が飛び交っている。黄色やら何やら小さな蝶がひっきりなしに飛び交う。なんだろう、ハチドリみたいに空中に静止して蜜を吸っている。一つの花に長いくちばしを差し込むのはほんの数秒、花から花へとどんどん移ってしまうので写真が撮れない。ハチなのだろうか?(ホウジャクという蛾02.10.22)台風をしのいだ昆虫は残り短い命を精一杯生きている。一方生き残れなかった命もある。クスノキの下に芋虫が落ちていた。茶色で動かない。きっとアオスジアゲハの幼虫だろうが、こうして時々落ちてしまうヘマさんがいる。可哀想に。

 1階の南の窓から眺めんがら、冬になってからの剪定を考えている。植木屋さんにどうお願いしようかと。書斎から眺めるとハナミズキの左右不対称が気になる。隣の柿の木との共存を計ってくれたのだろうが、柿は小さくしてもらおう。モッコクは持って行ってもらおう。彼は葉が落ちた頃に来るから、それまでに私のすることがある。そろそろ庭仕事がしたくなってきた。ぐ〜んと冷え込んで蚊が減る日が待ち遠しい。

5日 [突撃!]

 年がいもなくマメに運動をして、週末なっても疲れが抜け切れない。おまけに2日間の所用のための旅行もあり、体が動きたがらない。だが、もう庭は限界にきてしまった。手を入れないと見るに耐えなくなってきている。午後になって「いざ出陣」とあいなった。

 まずはコンポストの入れ替えとその周辺の草むしり。大きなシャベルで土を移動するのは腰に負担が掛かる。次に西側に廻って枯れはじめたシソやハツユキソウなどを引き抜く。「よくもこんなに伸ばしたもんだなあ」と我ながら呆れた。私はシソの実が好きで、毎年収穫して扱いては甘く煮るのだが、どれも茶色く変色を始めて充実した種になってしまった。草むしりをするつもりだったのに、草抜きが続く。不調だったカラーはついに姿形もなくなった。アイビーをちょっと刈って、西側のほんの3メートル幅くらいが終わった。

 いい加減腰がいたくなって屈んで道具を取るのも痛い。今日の最後はケムリノキだが、腰に力が入らず引き抜くことができない。とりあえず、ウドンコ病で白くなった葉ごと丸坊主にした。

 庭仕事は、またしばらくお休み。

7日 [なんてこったぁ!]

 愛猫家の方には申し訳ないが、野良ちゃんにはほとほと手を焼いている。
まだ明かりを必要としない昼下がり、のんびりパソコンに向かっていると、いきなりガラスの割れるような音!「さては泥棒か?厳重な戸締まりに業を煮やしてついに窓を割ったのか!」おそるおそる音のした方角へ廻ってみるが、家の中はなんでもない。はて...?「家にはめぼしい物なんてないのに、どうしよう、財布の中味はなさけない。泥棒が頭にきたら...」そろりそろりと 玄関を開けると、....... サーと白いネコが逃げる。と、目の前にばらばらにくずれた鉢が、中身を投げ出してへたばっている。「ニャロメ〜!」

 近頃、玄関を開けるとネコがいる。出入りは人間様とは別のところからだったらしく、足がひっかかったのだろう。今朝は枕木の上にニョロリとした落とし物があったし、ンモウ!

 荒れてきている庭に出る元気も暇もない。あれをこうして、これをああして、... 早めに植木屋さんへのラブコールかなあ。

8日

 さあて、これは何でしょう?Kさんに戴いた苗がひょろひょろ伸びて、こんな花をつけました。面白い形。種が採れたら花壇のバックグラウンドに良いかも知れない。ただ、花の咲く時期が遅いので、それを計算に入れないと。どこかで見た事あるような気がするのだけれど、わからない。

 こんなに背丈が伸びるとは知らずに、幅広の比較的浅い植木鉢に植えてしまったので、前の方にうなだれてきてしまった。

 

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 右の写真は、ヤマハッカPrectranthus inflexusといって、去年の秋に**の裏山で見つけた。たくさんあったので、小さな苗をひとつビニール袋に入れて持ち帰り、鉢に植えて日陰に起きっぱなしにしておいたら忘れた頃に咲き出した。にょろにょろ伸びて形はきれいにまとまらないのだが、ほとんど日が当たらず、土の悪いところでしっかり花を付けた。

 そうだ!去年買ったアキチョウジは日なたに植えたのがいけなかったのだ!それで、お化けみたいに伸びちゃって、小さな花が分からないくらい。花が咲き終わったら、日陰に移してあげよう。そうすれば、ほどほどの高さに育って花も楽しめるだろう。分かって良かった、抜いて捨ててしまおうかと思っていたのだもの。

12日 Pippiばあちゃん復活!

 秋晴れ、蚊はほとんどいなくなった。こうなればじいっとしていられない。2日で芽を出した、ロケット(ルッコラ)も追い風になった。
 とはいえ、 どこから手を付けていいのやら、..... マメに、毎日少しずつ手を入れている時にはすることがはっきりするのだが、順繰りの手順がつまずきっぱなし。まずはエノキワタアブラムシで真っ黒になったエゾエノキの伐採から。途中からベランダに延長鋏を持ち込み、そこから枝切りを始めることになる。部屋にいた娘が、見るに見兼ねて手伝ってくれる。やはり私より力があるし、ふたりですると効率が良い。この地域では、枝や葉は、束ねるか透明の袋に入れるかすれば、可燃ゴミの時に無料で持って行ってもらえる。ワタムシだらけの葉を腐葉土にする気はさらさらないので、太い枝から、細枝と葉を切り取ってビニール袋に詰め始める。だが、袋が一枚しかない!見苦しい枝葉の山を跨ぎながら、他の作業に移った。
 裏門の脇のリュウノヒゲの間にあるシダを抜き、フッキソウの間の草を抜く。フイリフッキソウは弱くてなかなか増えないのだが、草むらの中でも、どうやら無事に夏を越してくれた。続いて、飛び石に登ってきているリシマキアのカット。春にところどころ切れ切れに植えただけだったのに、もうびっしり土を埋め尽くしている。草をコンポストに入れようとすると、もう満杯!しばらくはコンポストの交代作業となる。一番古いコンポストをズボッと抜いても、次に置く場所がない。低くなった未熟腐葉土を大きなバケツに入れて、空間を作る。いや、これはよくできている!そうだ、これは二つのコンポストの山をひっくり返して一緒にしてあった、完熟腐葉土だっけ。今度から、ラベルを貼るべし!

 腐葉土を足してやろうとバケツを担いで裏へ回ると、ナンテンがしなる程に伸びている。玄関の北側の植え込みは草茫茫。カマやシャベルや鋏をひとつバケツに入れて、行き当たりばったりの作業に追われる。スイカズラが猛りくねって手のつけようがない、どうしよう?どこでどうなっているのかわからないや。

 昼休みに買い物をして、干してあったふとんを取り入れて、再び庭に出陣。
「始めがあれば、終わりがある。始めがなければ、終わりもない」そう思いながら、見苦しいエノキの枝を片付ける。日没直前になってやっと、昨日購入したフユコスモスとフジバカマの植え付けができた。 フジバカマのラベルが草むらからでてきているから、去年買ったものはなくなってしまったのだろう。枯れると損をしたような気がするのだが、近ごろは考え方を変えた。切り花なら数日で姿形もなくなってしまうのだから、一年後に再び戻ってくれれば儲けもの、何年も続けて戻ってくるなら大儲け、と。

 日暮れは早い。明日は南の塀の近くの草むしりをしよう。 それから、.... おやすみ。

13日

 早朝から昨日の続きをした。45リットル入りの袋12枚が一杯になったが、冬にもう一仕事するとしても、まだ作業は半分位終わっただけ。日が暮れれば仕事はそこまでで終了となってしまう。枝捨て用に作ってもらってある、裏庭の一角が山になってしまった。葉が枯れ落ちたら、枝を燃やしたり短く切って束ねてゴミとして出そう。ばっさり切ったミカンの木はそのまま裏にほおりなげてあるが、どうしようか?かなり疲れているのだが、もう半日、後片付けをしなくてはならないだろう。

 アイビーを切りそろえると見苦しいブロック塀が見えて来る。すっきりしたけど寂しくなった庭。夕日が沈んでしばらくすると、庭中が柔らかな光に包まれる。この小さな体で、今日も良く働いた。冬の来るまで、まだまだ秋は庭にいる。