庭日誌 July 前半半ば|後半 最初のページに戻る戻る

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25日

夕方、台所からこの蝶がさかんにメドウセイジの蜜を吸っているのが見えた。必死になって空中で羽を震わせて口を延ばしている。それから、デジカメを取りに走り、カードが入っていないので慌てて挿入して、そおっと庭にでてから撮るまで、ここにある花から花へと移動しながらしぶとく空中に留まって居た。カメラのシャッターの音で飛び上がってしまい、庭中をせわしなく飛び回り始め、2度とここには戻らなかった。だから、一回こっきりのチャンスでかなりの距離からの撮影となった。

 クロアゲハの雌だろうか。ミカンの木はジャングルの奥の方で足を踏み入れていないのだが、きっとどこかに卵を産んでいることだろう。

26日

 朝からひと騒動になってしまった。

 昨夜飛び込んできたアゲハ蝶が一晩居間にお泊まりした様子で、階下に下りてくるなり大暴れ。

 「ほらほら、お外にでなさいよ」と大きく窓を明け放ったら、こんな所に潜り込んでしまった!短い命、羽を傷めると大変と、朝食前のひと仕事になってしまいました。無事、お庭に出て行きました。午前中になんどか見かけたので、きっと.....卵を....。

 

27日

 朝、植木鉢がまだ湿っていても、昼過ぎるともう葉がしおれてくる。10時開店を待って花屋に行くと、たっぷり水やりをしている。そうか、1日2回あげなくてはいけないのか!ブラックベリーがたくさん実を付けて毎日楽しみにしていたのだが、ある日から突然、実がしなびてしまった。何故かと考えていて思いあたった。1日だけ鉢の土を乾かしてしまったことがあったから。以後、気を付けて水やりをしていたら、一度萎んでしまった実はだめだが、そ後に膨らみ始めた実はいくらか水気が戻ってきている。そこで、乾きやすい鉢の下に皿を置いた。夜ちょっと皿に水が残る程度までにしておくと、芯まで土が乾ききってしまわなくなると考えたから。受け皿は室内に持ち込む時だけの物ではないようだ。

 ベランダに置いている素焼きの鉢にもプラスチックの鉢を重ねてみた。真夏はできるだけ水分の拡散をさけなければいけないのに、どうしてこんなことに気付かなかったのだろう!

28日 千葉県佐倉市川村記念美術館にて

ヤブミョウガ Pollia
(ツユクサ科ヤブミョウガ属)

 近くで見ても花は小さくて開いているのかいないのか、わからないほど見栄えがしない。でも、遠くから見るとこんなにきれい!

 ちなみに、これはショウガ科の茗荷とはまるで関係がない。私を含めて「これは食べられるのかな?茗荷のような香りがするのかな?」と疑問を抱いている人がいるようだった。和名の紛らわしさを嫌う人の気持ちがちょっぴり分かった瞬間だった。

オオガハス
花の時期はもう終に近く、開いているのは2輪だけだった。後ろの朝顔はもう一週間ほどしたらどんなに見事に咲き始めることだろう。こんなアイデアを出すなんて、ここは一体どんな人がデザインを担当しているのだろうか。

アゼムシロ
Lobelia chinensis
キキョウ科ミゾカクシ属)

きれいでしょう?1センチほどしかない花なのにこんなに繊細な形をしている。群生していると、細長い黄緑色の葉のマットの上に白い星をちりばめたみたいで人目を引く。それを見て「きれいね」で通り過ぎてしまう人は、一番美味しい部分を残しているようなもの。なぜなら、近寄って見ると、ため息をつくほどの気品ある美しさを持っているから。白色だと思っていたが、こうして見ると淡い紅紫色をしている。これが雑草だなんて!私が花に生まれ変わるのなら、こんな雑草がいいなあ。

 

 親切な友人達の案内で、こんなに素敵な庭に連れて来ていただけた。山ユリもたくさん咲いていて、木陰を歩いていると、ほのかな香りが、ところどころにある見えないベールのように、ふんわり私を包む。私にとって、美術館内での作意的な現代アートの水準は、感性の理解力を越えた次元で、困惑の連続であったが、戸外に解放されてからの散策は素晴らしかった!***さん、みなさんありがとう!