庭日誌 July 前半|後半 最初のページに戻る戻る

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 お日様が信仰の対象になるのは、さもありなん、と思わせられる。曇天が続いて気力が今一つ出てこない日が続いていて、'気' が体内から湧き出てこないのだ。何をしてもすぐに疲れて根気が続かない。

 ところが、ちらりと太陽の光が差し込むと、「今日はできるぞ〜」という力が湧き出てくる。

 ところで、左の花は何だろうか?クリスマスローズの下から何本か生えてきて「クリスマスローズの赤ちゃんよ〜」と、御丁寧に鉢に植変えて、そおっと母親の側に置いておいた。ところが、親に似ぬままっ子で、葉はますます細長くなり、ひょろひょろと伸びて辺りの誰(どれ)よりも大きくなった。はてな?と思っているうちにこんな花が咲いた。シェードガーデンでは、現在のところ、ゲラニウムがまだいくらか咲き、ホスタの花茎が伸びてきている。花がほとんどないので、ひょっこと咲いた、この花がアクセントになっている。黄色いアザミのような、図鑑で調べたがわからない。
 湿度がとても高く、庭を歩くと重苦しい。こんな時期は黴にとって絶好の繁殖期、密植している花壇が気にかかる。人間だって、こんな状態に置かれたら、体が腐ってくるだろう。遥か昔、東洋でも西洋でも、不衛生な地下牢や穴蔵牢にほおり込まれたら、皮膚が腐敗してきただろう。

 左の写真は現在の西花壇。頂戴したスイス土産の種に、自分で拾い集めた種を混ぜて蒔き、時には野良猫にほじくり返されながら、辛抱強く待って、やっとここまで育った。「お日さまや〜い、ちょっとは顔ださんか〜い」

いや、これだから、私は損をする。

「ねえ、お日さま、ちょっとお顔をみたいのよ〜。近頃ふっつり御無沙汰よ〜」

7日

私の声が聞こえたかのように、お日さまは昨日も今日もたっぷり照らしてくださいました。従って私は水やり仕事に復帰し、ふたつのじょうろを交代にかついで、雨水タンクと鉢植えの間を行ったり来たり。

ミセバヤの葉にはまたもや小さな幼虫がたくさんついて葉をとろけさせてしまっている。西側の軒下に置いたベンケイソウなどは、この虫の被害で、膨らみはじめた蕾が膜の間にくるまれてしまっている。

ピンセットを取り出して虫をつまみはじめたら、蛹のすぐ側にこのテントウ虫がじいっとしていた。まだ斑点がでていない。「ねえ、あんたさあ、この虫も食べてくれるとありがたいんだけどね〜」

ミセバヤを何種類か同じ鉢に寄せ植えしているのだが、この虫の被害に会うのは中央のこれだけ。柔らかくて美味しいのだろうか?

四季なりイチゴが美味しくなった!やはり手入れをしなくっちゃ!強い太陽に当たって大きめでしっかり熟れるまで待つこと。でも、なめくじの被害もある。

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夕方が心地良い。5時を回ってから芝刈りをした。今年は、ネジ花がたくさん生えてきたので、伸び過ぎた所だけを鋏で刈っていた。やっとすべて咲き終わり、芝も十分乾燥していたので、チャンスだった。

先日ひょっこりやってきた友人が、マテバシイの一番下の枝を落としたらいいのに、と言う。そうか、この枝がなければ頭がつかえているドウダンも安心してもっと大きくなれる。

今年は、アカンサスが咲いてくれない。春先に出た大きな葉は枯れてきているが、新芽が続いて元気にでている。昨年あんなに喜ばせてくれたのに、今年はお休みか〜。スモークツリーは今の所ウドンコ病がでずにがんばってくれている。ちょっと待った、今年はこの木も花を咲かせていない!花がなくてはちっともスモークじゃないのに、どうなっているのだろうか?

10日

台風がやってくる!ああ、うらめしや〜。朝食を手に持って、口を動かしながら庭を眺める。お行儀の悪いこと!御飯に干物などといいう献立ならば、今頃骨がつかえていることだろうが、幸い私の朝食はシンプル。大きなスープ皿にヨーグルトとグラノーラ、スプーンを添えれば移動可能な朝食となってしまう。歯磨きもそこそこに、ランニング姿で、庭に出陣である。

ネグンドカエデ、サンゴミズキはヒョロヒョロで、たっぷり太陽が当たるように庭のど真ん中に置いてある。鉢土はたっぷり雨を吸い込んでいるので、運び応えがある。今年は安定度の劣る高めの台をたくさん使って鉢を飾っているので、すべて鉢を地面に下ろして南側の壁に寄せた。一番困ったのが茄子とピーマンのプランター。これは重い。大きな葉をたくさん茂らせているナスはすぐに水枯れを起こすので、すりきりいっぱい腐葉土を加えてある。動かない!

数年前のことだが、ジャズダンスのインストラクターが、こんなことを言っていた。
「今の50代はがんばり屋さんのよ。若い人はここ一番というところでも、あんまり無理をしないんだけど、中年組みは無理し過ぎちゃうのよ。

そう、私は実りの50代、食い気の50代。ナスはもう8つほど収穫して、まだまだたくさん実を付けているし、色付きのピーマンは今花が萎みかけているところ。冗談じゃない、これをみんな飛ばされちゃったら、実がならないじゃないの。そう思って建物南面ぴったりに移動した。そう、プランターは持ち上がってしまったわけ。こんなことをして腰を傷めたら、きっと娘に叱られる。 もう来年はナスは止めよう。そういえば、このナス、アブラムシがぜんぜん付いていない。テントウ虫も、ほかの虫もなんにもいなくて、いたって元気である。どうしちゃったのだろうか?もちろん何も散布していない。
続いてブットレア。この八方破れのお方はどう仕様もない。咲き終わった花穂を切り取り、頂点近くの花は室内に持ち込んだ。

これを台所に置いて見ると、とてもきれい!本を読んでいると、「この花は切り花にすると良い」という記述がでてくるのだが、私には、なかなかそれができない。ひたすら庭に足を運んで鑑賞している。でも、どうせ、台風に花びらを引きちぎられるのならば、切り花にして愛でるてもいいではないか。そして再び鋏をもって庭に出た。花束と一緒に虫も台所にやってきた。ナナホシテントウムシ君は久しぶりのお目見え。避難させているミセバヤの鉢にそおっと移してあげる。バッタその他はお外につまんでほいっ!(これを継子扱いという)マロウは思いの他茎が太くてちくちくする。赤シソの好い香りがする。

家中が花でいっぱいになった。生けた花を持って、あちらこちらと落ち着き先を捜す。上の写真、モントブレチアの花瓶は、かなり高い所の棚に椅子に上って置いた。そうすると、いままで視線の向かわなかった空間に目が届き、部屋が広く見える。意外な発見で、遊びの効用ってこういうことを言うのかなあと思った。花瓶を置くのには、ちょっと危なくて相応しくないから、明るい色のタペストリーを捜そう!

台風の関東接近は今夜11時頃とのこと。私の庭はどうなってしまうのだろうか.......

12日

台風は南側に進路をとったので、被害はほとんどなし。昨日は、「どうしてこんなに鉢植えを作ってしまったのかなあ」と思いながら、避難させていた鉢を日なたに戻した。

切り花にしてみると、花持ちの良いものと悪いものが分かる。この時期には1日で花瓶の中の水は傷んでくるので、弱った花を除けて元気な残りを集めて生けなおしていくと、花瓶の数が減ってくる。

Lythimachia Purpreaは黄色い花が散ったあとも蕚が星型でかわいらしい。ギボウシとキキョウは1日花だが次々と咲かせる。だめなのはモントブレチアMontbretiaで、咲き終わった花がぽろぽろ落ちていき、蕾みは開かない。ふつかほど楽しむつもりならいいだろう。

ところで、写真のシクラメンはまだ咲いている。友だちの家でも同じらしく、彼女も休眠させられなくて困っているとか。私はこの小さいシクラメンが好きで、毎年買い求めていたのだが、春まで持たせられたことがなかった。それが、今年初めて、冬から外に植えていたらこんなに元気でいる。家の中が嫌いな花らしい。

緑の芝生が眩しい。芝には気の毒だが、日なたを求めてサンゴミズキ、ネグンドカエデ、イチゴと、庭のど真ん中に置いている。夏は林になってもいいから、この木を直植えにしてみようか.....

15日
また台風が来る。えっちらおっちら、再び植木鉢を避難させた。

草木の伸びは予想のつかない部分が多く、とまどうことばかり。今、西の花壇では、アキチョウジが160センチを越えてしまった。昨年求めたときには、50センチほどの華奢な株だったのに。だから、、ムクゲは埋没状態で花が隠れてしまっている。これだっ生長しているのに。ミズヒキも大きく伸びてしまった。昨年大きな穂をつけて見事だったPennisetumは頼り無い穂しかつけず、しかも上に伸びずに重さに負けてあっちこっち向いている。ちょっと落ち込むなあ。