庭日誌 June 前半|後半 最初のページに戻る戻る

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17日

こいつは凄い!文句なしに凄い食べっぷりである。

ツルバラにいたのを一匹アーチィチョークに移しておいたら、あっという間にビッシリいたアブラムシをきれいに平らげてしまった。食べカスすらみあたらない。

それをナスに移したら、着地直後にもう食べている。もう一匹ツルバラから移動した。

庭の中央、芝生の上に置いてあるナスの苗でには、たくさんの昆虫がやってくるようになった。ハエ、シマアブ、カマキリ、カゲロウの卵.... 音のない、一見おだやかなナスの葉影で生死をかけた生き残りの攻防戦が繰り広げられているのだろう。

この写真をダウンロードした後に、おもむろに庭にでると、大きな葉裏にテントウ虫の卵が産みつけられていた。そのとなりの葉裏には、なんと写真と同じ幼虫のもっと小さいのがいっぱいいる。きっと卵から孵ったばかりなのだろう。これでは、アブラムシが足りなくなるだろうから、他の草花に移るのだろうが、幼虫は飛べないぞ。自然界では、ナスの苗が一本だけ離れた生えるなんてことはないだろうから、また移してやろうと、言い訳をつくる。老化防止とへ理屈まで考える。

しばらく見なかったら、サツキにチュウレンジハバチが立派に育っている。葉を坊主にするだけでなく、見苦しい糞を落としている。ピンセットで一匹ずつ洗剤液の入ったコップに落としながら、彼の言葉を思い出す。「君さあ、庭でぼんやり時を過ごすことあるの?ただそこに居るだけのことを楽しむってことある?」

正直、ほとんどない。ひとつひとつの植物や生き物を、じいっとしゃがんで観察することはあっても、常に何かをしている。でもね、これが私の「くつろぎ」方なのよ。自分が拾ってきたテントウ虫がムチョムチョ動いて、そこで卵を産んで、幼虫が孵って、2代目3代目と増えている。そうすると、他からも類似の種類が寄ってきて交配されて。

植物を楽しもうと思ったら、個々の植物の特性を知りたくなる。続いて、肥料のこと、土のこと、害虫や病気のこと、薬剤散布のことも。ハーブや木の実があれば薬を散布したくない。そこで益虫のことに関心が広がる。園芸に興味のある人たちが、もっとこういった昆虫について話し合ってもいいと思うのだが。ちなみに、シマアブの幼虫だって、一匹見つけたことがあるぞ〜。

18日

 左はヒメカメノコテントウムシ、きっと産まれたばかりなのだと思う。まだ黄色が出ていない。右はヒラタアブの幼虫に似ているのだが、中央に黒い筋がない。ハエもきているから、ハエの幼虫かな〜?両方共アブラムシを食べるはずである。

 ところで、私が連れてきた大本のテントウムシ達はどうなったのだろうか。幼虫にばかり目がいって年老いた親達の存在が不明である。死骸も見当たらないのだが...。

 

19日

 大雨がすっきりあがって快晴。上は昨日の夕方に見つけたテントウムシ。とても変わった色。表面は単毛が生えているように白っぽく、地色は光沢のあるオレンジ。コーテイングをほどこされたアルミ缶のような質感がある。(注:これは葉裏から汁を吸って葉をすかすかにしてしまう悪い子です!7/22の追記)

 左はカゲロウ。葉裏にしっかりつかまっていた。これは昆虫日誌ではないけれど、けさ見ると、ナスについていたアブラムシが激減している。真っ黒だったテントウムシの幼虫に模様が浮き出てきている。また卵を見つけた。物凄い勢いでテントウ虫が増えている。

昨年の今頃はエソエノキの下は真っ黒だったが、今はまだきれい。枯葉がちらほら落ちてくるのは何が原因だろうか?

22日

出かける直前にルーの葉にしがみついているアゲハを見つけた。産まれたてらしく、つややかで無傷、じいっと動かない。それなのにこのピンボケ撮影とはなさけなや。このあたりで孵ったはずなのだが、蛹には気付かなかった。

 ナスの苗には、今テントウ虫が一匹もいない!幼虫もいない!カマキリがいたけれど、みんな食べられちゃったのだろうか?私が移動した幼虫達は、ベランダや他の場所でみるみる大きくなっているが、一体どうしたのだろう。一旦影を潜めたアブラムシが勢力巻き返しの気配を見せている。

 昨日、アーティチョークを切り取って、娘の所に持参した。生でも、軽く塩茹でにしてもよしと物の本にあったので、軽く電子レンジで調理した。ユリの根のような感触で、あまり美味しいものとは思えなかい。レストランで食べている人を見かけたことが何度かあったが、高いお金を出してまで食べるほどもものとは思えない。ひとくちずつ食べて、残りはゴミになった。

 もう一つ蕾みが付いているが、どうしようか。これは花として楽しみ、.....もうい〜らない!葉が大きくて始末が悪いから。

 午後、花の終わったフェイジョアの刈り込みをした。この木の周りにはびっしり草花を植えてあるので、脚立を使うことができない。背伸びをしても届かないところは高枝切り鋏を使ったのだが、これが重労働。「軽くて女性でも簡単に扱える」との歌い文句で求めたが、力持ちの私でもしんどい。首が痛くなると、枝拾いをして、なんとか刈り込んだ。見事な虎刈りである。裏門では、アイビーがのたうちまわって、くぐる時にじゃまになる。こちらもついでに刈り込んだ。

 くつろぎ庭は、目下ジャングル庭。姿は見えないのに大きな糞がころころ落ちている。さては、夜盗虫か!そろそろ夜中の捕獲作戦にかからなくては。

25日

 雨また雨。テントウ虫の幼虫達にも会えなく、つまらない。カゲロウが一匹葉裏にしがみついているが、こやつが犯人なのだろうか?

 四季なりイチゴの幾鉢かの植え変えをした。お恥ずかしい話だが、夢ははかなく破れて、願ったほどイチゴは成らない。ひと株からたくさんの花を咲かせても、小さくて美味しくない実が成るだけ。食べられる実を望むのならば、間引きをする必要があるのだろう。小粒の実をつけた茎をちょんちょん切り取った。

 そっと鉢から抜いてみると、根が一杯に張っている。地植えとの違いはここにあるのだろう。環境に不満で、黒い種粒を早めに作るのだろうか、赤い実が熟れるころには、その表面にある種が熟しはじめている。ひとまわり大きな鉢に植え変えてみようか。小雨の中、裏に廻ってコンポストの山の一番下にある熟れた腐葉土をほじくり、「ぼかし」と骨粉を混ぜて鉢と苗の隙間を埋める。食い気の薄い私なので、「私しゃなんでこんなことしてるんだ〜」と思いながら、しゃがみこんでの作業をした。こうして元気に葉を茂らせ、懸命に生きているのだ、うっちゃるわけにもいかない。夏に孫が来た時に幾粒が食べさせられるだろうか。

 西の花壇では、オイランソウ(フロックス)の花穂が地面にごっつん、雨で重くなっているのだ。可哀想だけれど、どうにもならない。ブッドレアは茎が太いので、しなってはいるが持ちこたえている。南側では、ピンクのシモツケがたくさん咲き出し、これを背景にキキョウが開きだした。キキョウのちょっと手前に同じ色合いのメドウセイジが咲いていたが、それが咲き終わった直後にバトンタッチしたかのよう。(写真)シモツケの手前にはシュウカイドウがびっしり生えている。こうして見ると、アーティチョークの白く大きな葉が、結構アクセントになっている。困り物と思っていたのだが、これでは、来年も存続ということになろうか。

 気持ち良く庭を歩いていると、例のネコ糞臭。やれやれ、野良猫の家族がまた来たのだろう。シャベル2本ですくいあげ、ビニール袋にいれる。作業終了と裏木戸を閉めようとしたら、コンポストの山がボロジュウタンごと崩れている。あたりまえだよねえ、下をすくい取ってしまったのだもの。

 大きなシャベルを持ち出して、不完全腐葉土を蓋付きのポリバケツにすくい入れた。台所からの野菜屑を入れる度に、ここからすくって、その上にかけることにしている。こんな遊びをしている内に、体が暖まった。

28日

 昨日は小雨の中、ベランダの鉢植えの手入れをした。近頃、見苦しくなってきたと思っていたから。バーベナは黒くなってきた。病気だろうか。昨年挿し木をしたものがたくさん花を付けて喜んでいたのに、悲しい。ベランダから垂れてびっしり花をつけたら、さぞやきれいだろうと思っていたのに。全部抜いて短く切り詰め、木酢液で消毒して植変えてみた。夢のまた夢ははかなく破れた。

 続いてイチゴ。枯れた葉が腐っている。やたらと花茎がたくさん出ている。すべて切り取ってすっきりきれいになった。最後にベアーグラス。多年草は、新しい葉が出てくると、昨年のが順次枯れていく。それが腐って見苦しくなっていた。これも全部切り取って整理。

 ベランダ園芸は地面にじか植えするのに較べると、難しい。ほったらかしにできないから。梅雨の合間にちょっぴり拝める太陽の下で、鉢植えさん達が喜んでいるように見える。ふらりと庭へ出ると、例によってチュウレンジハバチの幼虫がサツキとツツジの葉を、まあ、呆れるほど召し上がって、肥えている。しがみつくのをピンセットでつまんで、洗剤液に入れるのだが、孫ができてからは、どうもいけない。せっかくこんなに大きくなったのを、やっつけるなんて、親御さんに悪いみたいなのだ。「悪いけどさあ、自然界には天敵ってえのがいてね、人間はあんた達の天敵なのよ」とくり返す。

 庭で孵ったらしい、小さなカマキリをたくさん見かける。益虫さんだが、食事の様子を拝見したことはない。「あんた達テントウムシの幼虫も食べたでしょう!」

30日

 西花壇では、マロウとシュンギクが咲いている。昨年までこぼれ種で咲いていたコモンマロウが、今年は生えてこなく、寂しく思っていたので、とても嬉しい。丈は低めで、ほれぼれするようなピンク!ぜひとも種を保存しておきたい。

 友人の頂き物を、私が頂戴して、その種が今年は西花壇をにぎわしている。昨年の秋に、散歩の途中で拾った赤シソも加わり、西花壇では1年草が大部分を占めてしまった。苗が育つまでに時間がかかり、早春に花屋を飾る苗を見るとうらやましくなるのだが、そこの辛抱ができれば、びっしり生えてお互いに支えあうように育つ。花の色はさまざまだが、自然の色はどんな色でも調和するもの、ハツユキソウとシュンギクの白が間に入っているので、色のぶつかり合いをさけてもいる。

 ブッドレアも満開なのだが、大きな花穂はあっちこっちに向いていて、飛び散る花火みたい。写真には収まりの悪い花で、「庭の花」に追加するのをためらっている。