庭日誌  July.2000

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7月の後半に

7/15

*バラにチュウレンジハバチ、摘み取って焚き火にくべる。
*芝刈り。

 暑い。日中に庭を見るとハラハラする。朝うっかり水やりを忘れるともう息も絶え絶えになる花があるが、カッと照り付ける太陽に向かってリンと胸をはる花もある。前者の代表はツボサンゴ、リューケミア、そしてまださきつづけているアリッサム。バーべナ、コスモス、キキョウ、セージは暑さに強い。

 散歩をしていて、アカンサスの大株が何本も花をつけているのを見た。一日中陽が照り付ける畑の一隅に植えてある。我が家のは去年の夏に求めた小さな鉢入り、今やっと新葉を出し始めた。いいなあ、家のも早く大きくならないかなあ。10月には場所を決めてじか植えしてあげたい。

7/14

*デンドロビウムの高芽とり。6月に予定していたのに忘れて今になってしまった。
*シュウカイドウとバラが咲き出す。ゼラニウムに毛虫?糞が落ちていて、新葉や花の蕾が食べられているが、いくら探しても影も形もなし。

 外に置いた植木鉢のいくつかで、土の部分をバークで覆って乾燥を防いでいるのだけれど、中が見えないために乾いているのかどうかわからない。指でバークを押し退けてみたらカラカラだったりする。まだ梅雨が明けていないのに毎日晴れで水やりが欠かせない。台所の洗い水や米のとぎ汁をためて庭に撒いてやった。油料理に使ったのでなければ、食器洗いに洗剤をつかうこともないから、流れる水で茶わんを洗う。

7/13

*モッコクハマキ第2 弾発見!
 どうしてなの?先月にほとんどの枝の先端を切り取ったばかりなのに、やっと出てきた新葉がまたもやピッタリくっついて黒く変色している。仕方ないちょきちょき切り取りゴミ袋に入れて固く口を縛った。

 このような単調作業をしている時、人は色々なことを考える。友人はファンタシーの世界が広がって冒険の世界に遊ぶと言う。ある小説の中に、恐妻家の男性がしょっちゅうこんな状態になるという話しが書かれているそうだ。意気地なしで優柔不断のその人が、ひとたび空想の世界に入ると逞しく有能な男に変身し、一躍ヒーローとなる。現実と空想のギャップに悩むことなどなく、夢の世界に逃避できことで現実の生活に耐えていけるらしい。

 私は今日は祖母のことを思い出した。
「ハマキムシさんひどいよひどいよ」と思いながらハサミを動かしていると、祖母が両手をこぶしに握り締めて「にくらしいねえ」と言っている。祖母はテレビの前に座って良く怒っていた。そんな時はきまって両の手を固く握りしめていた。
「おばあちゃん何を怒っているの?」と聞くと
「だってさあ、あんな意地悪するもんじゃあないよ。可哀相じゃあないか。まあ、憎たらしいったらないのよ。」といいながらもテレビから目を離さない。
曲がったことが大嫌いな優しい人だった。

「おばあちゃんさあ、ムシさんだって生きていかなきゃならないならないんだよ。」と言ってみた。

7/12


 広がって始末の悪いモントブレチア、脇の方に使わないブロックを置いて横にはり出している葉や花を押し上げてみた。うん、なかなかいい。来年はあらかじめ石を置いてその間から伸びられるようにしてみよう。そうすれば姿が良くなる。
 注文しておいたたい肥用の発酵促進剤が届く。バーミキューライトに菌をつけてあるのだろう。これで残飯が土に変わるのなら、こんなすばらしいことはない。早速実験。
 近頃、金肥という言葉を良く思い出す。夏はすぐに腐敗臭を発する残飯だって、優れた腐葉土に変身すると思うと大切に思えてくるから。茶がらも食べ残しも、毎日大事に土に変えよう。ゴミじゃなくて資源だもの。

7/11


 雑草を抜いていると、その逞しさには感動してしまう。
特にカタバミはすごい。固い土の上ではぴったりと地を這うように伸びていき、まるで上には生長できない草のように見える。地中深くに根が張れないために地面にしがみつくように次々と根を横に広げていく。ところが、他の草の間に生えた時はヒョロヒョロと上に上に伸びていき、陽の光りを少しでも多く受けようと葉も大きくなって、まるで別人のよう。
 「雑草のように逞しく」とよくいうけれど、「雑草のように7変化」ではないだろうか。遮二無二ガンバルのではなく、さらりと変身して身を変かわすなんて。抜きながらも「あんたスゴイわねえ」とつい声をかけてしまう。

7/10


 フェイジョアの枝透かし。叔父から貰ってきたリシマキアの植え付け。

7/9


 実家の庭に植木屋さんと出張。何もしないのにツカレ〜タ。

7/8


 台風3号去る。ほとんど被害はなかったが、初雪草が倒れてしまった。支柱で支え、何本かは上を切り取って下から芽がでるのを待つことにした。
 ちょこちょことアブラムシを見かける。先日木酸酢を散布、今日からはトウガラシの焼酎漬けを薄めて散布してみている。バラに小さな毛虫がたくさん。葉ごと摘み取って中性洗剤の薄め液にほおりこむ。近ごろは蝶を見ると「あんたまた卵産みつけるの〜?」と無言で聞いている。
 挿し木をしておいたフッキソウの植え付け。夜フウチソウの苗(赤ちゃん)が到着、宅急便のおじさんがコウノトリに見えた。

7/5


*フニャー!
 土作りに精を出して3つのコンポストが満員の時に、「つちづくり入門」を見て実験をした。牛乳パックを利用して生ゴミを土に変える方法。3週間ででき上がるというちょうどその日が来た。蓋を開けるとが物置き中に妙な臭いが充満した。悪い匂いではなく甘味のある発酵臭である。中身は真っ黒などろどろ状態。何がいけない?私がいけない!
 今一度本を見ると、私は牛乳パックの底と上部に土を入れるのを忘れている。だから水分を吸収するものがなく、ヘドロ状態になったのか。それから微生物発酵肥料として手持ちの「ぼかし」を使っている。これが臭いの元らしい。
 早速、臭いの少ない微生物発酵肥料とやらを本の中から見つけだし、注文をする。出来損ないはコンポストに入れて、上に土をたっぷりかけた。土作りには土がたっぷり必要である。

7/4

*シマッタ!
 今年の春、ほんの数カ月前のこと、大きく庭木を移動した。その折、ツツジの間に入って陽当たりの悪くなっていたシモツケを南に移したのだが、その時モントブレチアは影も形もなかった。南側は冬から春にかけては黄色、その他の季節はピンクとブルーを基本にしたのだが、モントブレチアが咲き出すまで、すっかりこの花の色の事を忘れていた。蕾の間すら気付かずに、ひたすらワクワク喜んでいた。それが今朝、居間のロールカーテンを開けた瞬間
「ああ私は園芸一年生!」
シモツケの清楚で初々しい柔らかさの前にモントブレチアの颯爽としたモダンな姿がすうっと伸びている。色は御存じ明解な濃いオレンジである。私この葉が好きなのよねえ、風に揺らぐと涼し気だもの。
 秋にはこのモントブレチア、ごっそり引き抜いてどこぞに移動しよう。

7/3


 今日も暑い。春から、朝の庭仕事は7時前に始めて8時半には家に入るようにしていたのだが、7時にはもうギラギラと太陽が照り付けている。草の伸びも一段落しているので見回り程度で草々に退散する。シモツケが咲き出し、モントブレチアの蕾がふくらみ出した。春に華やかだった南の花壇はちょっと寂しい。アリッサムもひとしきり咲いて休憩だし、ニーレンベルギアもロベリアもちょっと疲れ気味。他も葉ばかりが茂っている。ダリアの蕾が3つ、キキョウがポッカリひとつ咲いた。でもわたしはこんな花壇も好き。斑入りあり、濃い緑あり、アサギリソウのキラキラした葉のアクセントもある。咲き終わりのバーベナのあたりはまばらでちょっと寂しいかな。バーベナは強くていいけれど根元が空いてしまうのが困りもの。ま、でもいいの、ここはくつろぎの庭だもの、いつも花が満開なんてことは考えてもいない。たっぷり咲いた後のお休みだってそれなりの味と思っている。
 夕方、久しぶりにちょろちょろ焚き火をした。腐葉土はPとKが不足しがちとどこかで聞いたことと、アルカリ分としての灰が欲しいから。でも本当は草木を燃やす煙りの匂いが好きだから。いままで焚き火をしていたところは開墾して芝生を植えてしまったから、北側の砂利をどかして場所を作った。枝透かしをした椿やカイズカの乾いた葉をチョットずつくべる。 明日はこの灰を篩にかけて少しずつ花壇に撒いてあげよう。

7/2


 暑い、太陽がジリジリと焼き付け、庭が静止している。それなのに、茄子もピーマンも毎日確実に大きくなる。きっと私が眠っている間に生長しているんだろう。こうして、草も木も、ほぼ停止状態で熱暑の経過を待っている時には、人間も木陰にしゃがんでゆたりと日没を待つのがいいのだろうが。さあて、室内での仕事に精を出そう。
*ガマガエル(昨日の事)
 去年水やりが不十分で傷めてしまってゴールドクレスト、塀沿いに置いたがどうも快復しない。他のところに移したものはとてもきれいに快復したのに。思い切ってパティオの脇に引き摺って移すことにした。薄いけれども石の台の上に置いたので、下に降ろすには一旦持ち上げなければならない。ギックリゴシになったら子供に叱られることを覚悟で渾身の力を振り絞った。(子供には内緒)まずはクリアー、が物陰で何かがムクムクッと動いた。小振りのガマガエル。

 「アンタここに居たの〜」思わず声をかけてしまった。去年の秋に、物置きのゴミ箱の蓋に座って雨宿りしていたのとそっくりだったから。そう、雨宿りをするガマさんで、天気になったら消えてしまった。

 「悪いわねえ、でも移すことにしたのよ」
もしやと思って空の瓶を横にして側に置いておいたら、すぐにそこに潜り込んでいた。けれども石の下ほど涼しくない。まもなく消えてしまった。さあてこんどはどこに隠れ家を見つけたのかしら。

7/1


 梅雨の晴れ間、気温は33度まで上がる。ロベリアのこんもり茂るタイプは全滅、梅雨の気候に参ってしまったらしい。ベンジュラ系の下垂するタイプは生き延びている。図鑑を見ても見当たらないのだがparahebe catarractae という花が咲き出した。濃い緑の葉がとても元気そう。コスモスが最盛期を向かえ始めた。バーベナは元気。
 *芝刈り。NHK趣味の園芸に芝生の管理について書かれているように、刈り丈を長めの5センチほどにしてみた。除草剤で穴空きになったところに試験的に蒔いた西洋芝が生え揃い、高麗芝よりも生長が早い。

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