ここのエリカの庭は素晴らしい。学生の頃、赤毛のアンなど、翻訳本を読むと決まって「ヒースの茂み」という表現があり、どんなところだろうかとなかなかイメージが湧かなかったことを思い出す。こんな色とりどりのエリカが生い茂った野原があったらどんなにかきれいだろう。日本でもエリカは何種類か売られているが、我が家ではどうも上手く育たない。関東地域ではあまり見かけないが、夏の暑さに蒸れてしまうのだろうか。もう一度試してみよう、なんとか育ててみたい。
一角にはTAKATA氏がデザインした日本庭園がある。玉造りの木があるわけでもないのに、木漏れ日の下を小川が流れ、菖蒲や羊歯がちゃんと日本庭園を演出している。ホスタやアルケミラといった私からみると洋風の草花が配されているのに、そこの一角は日本の香りがする。

からりとした晴れの一日、暑さに疲れた時にこのベンチを見つけた。ベンチの下には、隙間を余分にとってレンガが並べられている。ちょっとでこぼこで、間に小砂利が詰まっているのが素朴で気に入った。家にもこんなベンチが欲しいなあ。大きさは半分くらいがいいなあ。
ここでも、私達はたっぷり一日を費やした。レストランなどない事は予測できたので、行く途中に一件だけあった店で自家製のサンドイッチと飲み物を求めておいた。園内には人がまばらで、午後になってボランティアが何人か作業をしていた。教師が子供達を連れて授業の一環として見にきたり、ハイスクールの生徒達がここでのボランチアで単位をもらえるなど、庭を見せる事よりも植物を学習してもらうことに重点を置いて運営されているという。私は、自然な柔らかさと優しさに満ちているこの園芸センターがとても気に入った。ブッチャートガーデンとはひと味違う良さがあり、個人的にはこちらの方が好き。
帰り際に相棒が気を利かせて私を一年間の会員に登録してくれた。会報が送られて来るそうだ。でも秋にもう一度来たら......
私、入場料が無料になるわけよねえ.....