
次にこのハマユウの原種のようなclustered wild rose.
若い頃、私は体が小さいと言う事をいつもコンプレックスに感じていた。でもある時、長身の叔母が「大きい靴はちっとも可愛くないのよね。同じデザインでも憎たらしくなっちゃう」と言うので、チビでも得をすることがあるんだなあと思った。私はこのちいさなワイルドローズがとても可愛いと思う。

自然は厳しい。ここの地面は、大きな岩盤のような地層の上に長い時をかけてやっとできた薄い土の層で覆われている。切り立った所を見ると、よくわかる。だから、どうしてこんな大木が体を支える事ができるのだろうかと不思議でならない。根が岩を包み込むように伸びるのだろうか、それとも岩を溶かしてぐんぐん中に伸びているのだろうか。
この巨体が倒れたのは何年前なのだろうか。その時、辺り一帯にはどれほど大きな衝撃が走ったのだろうか。何時の日か、この幹を栄養として、何本もの木が生え、列をなす事だろう。何メートルもの列。
生き物は全て生まれそして次の世代に場を譲っていく。その当たり前のことが露骨に提示されたようで、足が竦んだ。

これは野生のブルーベリーだろうか。図鑑で見ると小さな実がなるらしい。
オレンジのハニーサックルもたくさんあった。
公園でのんびり一日を過ごした後、高速道路脇のバス停に向かう。
ヴィクトリア行きのバスを待つ間、辺りを見回していると、目の前の家にも日本の赤いモミジが植わっていた。ブッチャトガーデンや園芸センターが地域の人達に影響を与えているのだろうか。それにしても、どの家の木も伸びやかに育っている。カナダ、アメリカ、ヨーロッパ、今までに行ったどの国の庭と比べても、日本の家の庭は木が多い。我が家の庭も例に漏れずで、飽和度300%ぐらいだろうか。いや、もっとかもしれない。