The Butchart Gardens その2

 さて、そんな事ばかり目ていないで花を楽しもう。
入り口近くと他の数カ所にハンカチの木があった。説明書には、Dove Tree or Ghost Tree or Handkerchief Tree とある。ヒラリヒラリと風にそよぐ苞はめずらしく、いろいろな物に例えられたようだ。木の姿が美しく、見ていて飽きない。

 しばらく行くと、レストランの壁にツルアジサイが満開だった。写真では何度か見た事があったが、清楚な美しさはやはり心引かれる。できることなら自分の家にも這わせたいのに。日本でも洋館などには蔦を這わせているが、これについてはどうも決心がつかない。夏の暑さを回避するうえでも、家に植物を這わせるのは良かろうと思うのだが、専門家に聞くと決まって反対される。我が家は鉄筋コンクリートなので時折は外壁の吹き付けをしなければならないからだ。ある塗装屋さんは、蔦の絡まった家の外壁を頼まれてとても困ったことを話してくれた。塗装を始める前の蔦はずしにひどく時間が掛かってしまったそうだ。不粋な外壁をこんな花で覆えたらいいのにと、指をくわえる思いで見つめた。

 

 園内にはヤマボウシ、アオキ、モミジ、アセビ、フッキソウと日本で良く見られる木がたくさんある。中でも若葉の時から赤い葉を持つモミジの種類はかなり珍重されているようで、一般の家の庭でも良く見かけた。ブッチャートガーデンのできた頃にジャポニズムが盛んだったため、日本庭園の影響を強く受けてこういった木を取り入れたらしい。もちろん園中には日本庭園もある。

 

 ただ、どうしても木姿に違和感を覚えてしかたがなかった。この地では、全般に枝が真横あるいは下方に伸びる傾向があるようなのだ。だから芯を摘むと、ペロ〜とキノコのように扁平な姿になる。その後からにょっきり芯が上に育ちそれをちょん切るとまた扁平な層ができる。だからまるで原子爆弾のような形ができ上がるのだ(写真左)。街路樹を見みても、層にはなっていないがこの扁平形が大勢をしめている。芯を摘んでほおっておけば日本でもこうなるのだろうか。一本実験してみようかしら。

 次に桜。形がおかしい!まるで幹をぶっつり切ったあとににょきにょき枝が出たかのような姿をしている。まさか!植物識別センターで聞いてみると、継ぎ木をしてあるそうだ。とすると継ぎ目が1.5m〜2mくらいの間にあるわけで、なんとも大胆なやり方である。聞いてみると継き木をしたとのことでした。

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